第1章
36
智希は思わず恥ずかしくなって手で口を押さえた。
やっぱり恥ずかしいからやめろ、と言おうとした瞬間ソレを口に運ばれた。

「佐倉っ」

「っ…んんっ…はっ…んんっ」

粘着質の音が響きリズムよく佐倉の頭が動いている。
智希はその気持ち良さに倒れそうになりながら床に両手をついて体を支えると、情けないことに硬度はどんどん上がっていった。

やばい…このままだと俺が先にイってしまう。

何故か後輩より先にイくことを恥だと思った智希はグっと腹に力を入れ
自分の唾液をたっぷり右手につけて硬くなった佐倉のソコを掴んだ。

「はっ…んんっ??」

驚いた佐倉は思わず唇を外し自分の下半身を見ると、智希の手が自分のを触っていることに気づき動揺した。
自分は相手のソコを舐めているというのに。

「ちょっ…泉水さっ……」

「しんどいだろ」

「っ……」

手付きがなんとも言えず卑猥で視覚のみでもイってしまいそうだ。

「せ、先輩っ」

「触ってほしくなかった?」

「ちがっ……んんっ!」

智希を見上げ抗議しようとした瞬間、きつめに大きく擦られた。

「あぁっ!」

イったかと思うほどの声が上がったが、まだ耐えているようだ。
佐倉のソコは壊れてしまった蛇口のように液体が流れてきていたが、イってはいないらしい。
ただひたすら辛そうだ。

「……お前こんな濡れんの」

「あっ、こんな、イってないのに出てるの初めて」

強烈だ。
落ちそうだ。(落ちないけど)

「泉水さっ……の指……ゴツゴツしてて……すげっ…気持ちいっ……んっ」

「……そりゃ、どうも」

なんだか照れてきて、佐倉の口から離れていたのにソコはさらに硬くなっていた。
恥ずかしさを紛らわせるために大きく擦り絶頂を促す。

「あぁっ!ダメっ…でっ出っるっうからっ」

「いいよ、イって」

「あっあっ…いやっだっあぁっ…んっ」

イヤ、と言いながらも佐倉は腰を高く上げ智希の手を堪能し自らも動き本当にもうダメだ、と思った瞬間智希の腕を掴み震えた。

さっきまで智希を含んでいた口は大きく開き涎がこぼれている。

「イ……く」

小さく震えたあと、かすれる声を発しながら佐倉の欲望は放出された。

智希の喉が大きく鳴る。

中性的とは言え男でここまで綺麗と思ったのは有志の次に佐倉ぐらいだ。
とても妖艶で目眩すら覚える。

バスケをする智希の手は大きい。
しかし、そんな大きな手の中に入りきらなかった佐倉の白濁が溢れ床を汚していた。
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