第1章
28


声や音がなるべく聞こえないよにする為と、万が一有志が入ってきても湯気で中が見えないようにいつも高温のお湯を流しっぱなしにする。
立ったままのその行為は、再び智希の妄想によって熱を帯びて行く。

「……と…さん」

今度は、体を洗っている有志を思い浮かべている。
自分の目の前で体を洗いついでに髪の毛も洗っている。
たっぷりつけた泡が顔にもついていて、妄想の中の智希がそれを拭いてやった。
すると妄想の中の有志はにっこり笑い照れながらありがとうと言う。

「……父さっ……」

振り返った有志は顔を赤らめ智希の下半身を見ていた。

「……っ…っん」

半勃ちだったソレはすでに前を向いていて、智希は壁に左手をつきながら右手で緩く擦り上げていく。
有志に見られているのだと、妄想しながら。



『智…こんなおっきく……』

「っ…んっ……うん…父さん、舐めて」

『……うん』


妄想の有志はとても純情で素直だ。
見上げ智希に濡れた目でニッコリ笑うと、膝をついてソレを両手で包み込む。

『……もうこんなになって……流石若いな、凄く元気…』

「…うん……父さんの……裸見たから…」

そして妄想の有志はクスっと笑い少しためらいながらも口を大きく開けソレを半分含んだ。

「……全部入ってないよ」

『んっ…はっ…だっ……あっ…はっ…だって…大きいっ…んんっ』

さほど口の大きくない有志が一生懸命目じりに生理的な涙を浮かべながら頭を前後させている。
奥までいくと喉に当たるらしく辛そうだ。
しかし、智希はこの上ない気持ちよさでさらにソコを大きくしていく。
口に含みながら唾液のいやらしい音を立て鼻で息をし、さらに赤くなっていく顔を見たらまた興奮した。

『んっ…あっ…んんっ…智っ…また……またっ大きくなっ…んっ』

もう無理だと智希を見上げ顔を小さく振ると、有志の体で隠れている左手に気づいた。

「……俺のしゃぶりながら…自分の擦ってんの」

『っ……違っ』

「じゃあ左手も上げようね」

『あっ』
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