第3章
11
「あっあっちょそんなとこっあっやめっあっ」

もじもじと足を動かすけれど、しっかり智希に腰を掴まれているため動かない。

智希は双丘を割り、出てきたソコを何度も舐めると、ぐっと力を込め親指を入れる。
思った以上にすんなり入って、奥を広げながら再び舌を押し込んだ。

「そんなとこっ舐めるんじゃないっあっ智っ!」

もちろん智希が聞くわけもなく。
唾液をどんどん中に注ぎこんで、グチグチと音を立てながらほぐしていく。

親指の付け根まで収まった有志の中は、ぐりぐりとかき混ぜられ卑猥な音が響いている。

「お尻、気持ちいい?」

「あっあっやめっ」

崩れ落ちないよう必死にドアにへばりついて、ガクガクと震える足に力を込めていた。
折角力を込めているというのに、智希が指を2本に増やし愛撫してきた。

ガクっと、膝が崩れる。

「おっと。危ない」

すぐ有志の腰に手を回し助けると、再び立たせてドアにへばりつけさせる。

「もっもう智希…無理勘弁して」

はぁはぁと息を荒らげて、終わりが見えない快楽に意識が遠のきそうになった。

しかし、その瞬間。

『ピンポーン』

「っ……!!」

玄関のチャイムが鳴る。
するとスリガラスから人影が見え、壁一枚を隔てて誰かいることがわかった。

宅配便だろうか。
再びチャイムが鳴った。

『ピンポーン』

「と、っ…」

有志はドアに手をつきながら振り返り智希を見上げると、涙目になりながら無理だと訴えた。


くそ、めちゃくちゃ可愛いな。


首を振る有志にムラムラして、唇にキスをした。

「んぅっ」

しかし有志はすぐ唇を離して、智希にだけ聞こえるよう小声で話す。

「バレたらどうするんだ」

「父さん」

「なに!」

「鍵、開いてるね」

「えっ……」

青ざめた有志は再びドアに顔を戻し鍵を確かめた。


開いている。
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