永遠 | ナノ
幼い頃から・・・


僕は土方さんが嫌いだ―――

わがままで、俺様で、不器用で、自分勝手で。

気に入らなかった。

幼い頃からずっと・・・



僕は近藤さんを尊敬している。

兄のような存在だった。

なのに、誰よりも仲が良かったのは土方さん。

僕だって――――――――――





近藤さんは、土方さんを信頼していた。

だから、副長に任命したのだろう。

誰よりも、土方さんの意見を聞いていた。

なのに・・・・・・


近藤さんは死んでしまった。

土方さんが傍に付いて居ながら。

僕があの時傍に居たら、近藤さんは死ななかったのか―?

あの状況は、どうにもならなかったのかもしれない。

だけど、僕は許せそうにない・・・




この身体は病に蝕まれてしまった。

末期の労咳と、羅刹のせいで何時死ぬかわからない。

僕には、人を切ることしか出来ない。

なのに今は刀を握ることすら難しい。

羅刹になれば、再び刀を振ることが出来るだろう。




さて、最後の仕事をするか――――

新選組に向かって、敵が来ている。

数十人は居るだろうし、鉄砲も・・・

羅刹になれば、数発当たっても少しは持つだろう。

少しで良い、奴らを切るまで・・・・・・・







土方さんは、大嫌いだったけど・・・

今の『新選組』を引っ張っていけるのは、土方さんしか居ないしね。








近藤さんが『新選組』を託した土方さんなら、僕も守らなきゃ駄目だよね―――?

これが、一番組組長の最後の仕事・・・


土方さんは、千鶴ちゃんに任せたよ―――――











「新選組一番組組長、沖田総司!!!!!」










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終わった・・・

一回書いたんだけど、消してたみたいで(/_;)

最後の台詞は、沖田が敵に向かって言いました。



あの後、沖田は羅刹になり一人で数十人を倒します。

だけど力尽きて行方しれず・・・

確実に死んだけど。

私はこのシーン見て泣きそうになりました。

いや、沖田目線なのは、私の勝手・・・


すぐ感情移入しちゃう子でごめんなさい<(_ _)>







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