永遠 | ナノ
それが武士―・・・ (2)
「「ガララララララッッッ!!」」
勢いよく、戸が開かれた。
私は急いで、玄関に向かう。
むわっと、血の匂いがする。
「おっ、沖田さん!?斎藤さんっ!?」
二人の身体にはいたるところに血が。
私は一気に寒気がした。
おもわず叫んでしまう。
「ん、千鶴ちゃん」
沖田さんが顔を上げ、私のもとに歩いてくる。
ゆっくりと斎藤さんも。
「それっ、まさか怪我したんですかっ!?」
動揺して、普通に話せない。
「まさか、返り血だよ」
沖田さんは、いつものように薄い笑みを浮かべる。
そこに、斎藤さんがため息をつく。
「総司、あんたは怪我をしただろう?」
私は突然のコトに、息が出来なくなる。
「・・・・・なら、一くんもしてたじゃん、怪我」
「あんたの方が多いだろう」
「おいおいおい、お前ら二人ともしてただろ」
と、そこに遅れて十番組組長の『原田左之助』が。
「そんなっっ!!」
もう嫌な予感しかよぎらない。
「まさかっ、お二人とも羅刹になったんですか!?」
「・・・・・・・・」
沈黙が続く。
思わず、目から流れる涙を抑えることが出来ない。
「羅刹になると、寿命が縮むんですよっ!?
あんなにっ、もうっ、力を使わないでって、行ったのにっ・・・」
涙で前を向くことが出来ない。
思わず俯いてしまう。
「ごめんね、だけど刀を振るうしかないんだ。
それが僕らの道。
相手の命を奪うんだ、それは自分の命も奪われるってことだよね」
「・・・・・すまない。
総司の言うとおりだ。
目の前にいる敵を、倒すしかないんだ」
沖田さんと斎藤さんが、申し訳なさそうに話しかけてくる。
さけども、私の涙は止まらない。
「千鶴。ごめんな。
だけど、あんまりこいつらを責めんな。
これが新選組なんだ。
敵を・・・・殺すしかないんだ」
原田さんの手が私の頭に、ポンポンと、優しくのせる。
自分でもわかっていた。
これは仕方のないこと。
新選組とは、殺人集団なのだから。
切り、切り、切り、殺す。
今日も彼らは、『鴉』を殺す。
**************
もう無理\(^o^)/
体力尽きた。。
鴉 って打とうとしたら、 からし って打ってたww
もう大惨事。。
駄文ですみません。
.
- 9 -
[*前] | [次#]
ページ: