喜楽 | ナノ
A subsequent story




優:「白雪姫のその後のお話知ってますか?」


圭:「いきなりだね」


因:「白雪姫だろ?えーと、王子と白雪姫はその後一生幸せに暮らしたんだろ?」


優:「ブッブー♪」


因:「え?じゃあ答えは?」


優:「先生は白雪姫の継母の魔女を忘れてますよ」


因:「お?」


優:「継母はですね。白雪姫を酷く憎んだんです」


因:「うんうん」


優:「その継母は結婚式当日に白雪姫の所まで行き殺そうとしたんです」


因:「おぉ!!」


圭:「因幡さん興味津津ですね」


因:「俺あんましそーゆうの知らねぇからなァ」


優:「でも、継母はそのまま足を滑らせてしまい、兵に取り押さえられて鉄の靴を履かせられるんです」


因:「重そうだな・・・」


優:「その鉄の靴を履いた継母は一生死ぬまで踊り続けたんだとか」


因:「足痛いな」


圭:「そーいう話なら俺も知ってますよ?」


因:「ホントか!」


圭:「はい。ラプンツェルって知ってますか?」


因:「おう!髪の長い姫だろ?一度触りたいんだよなァ」


圭:「一生無理ですね。それでですね、そのラプンツェルが王子と会っているのがバレた理由がですね間抜けなんですよ」


因:「どんなんだ!」


圭:「ある日お婆さんがいつもの様にラプンツェルの髪で塔を上ったんです。
それでラプンツェルは口を滑らせたんです。『王子様はスルスルと上って来られるのに』って」


優:「間抜けな姫さんだね」


圭:「その前に俺はラプンツェルの頭どうなってんのか知りたいよ」


因:「俺ラプンツェルの髪質聞きたい」


圭:「お話作った人に聞いて」







物語の終わりって無限かも知れない。




完。

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