消滅 | ナノ
所詮は幻


小さい頃、虹に乗ってみたいと思っていた自分がいる
虹になんて触れやしないのに、どうやって乗るんだと思っていた自分もいる

ある日、目を閉じたその先
そこに虹があるように見えて一歩、踏み出してみたんだ
落ちる?
いや落ちない

もう少し歩いてみる
ふと、足下を見ると、ひび割れていてそして、そして……

崩れてく



落ちる、堕ちる、どこまでも
(女が求めたものは)
(全て幻想で)


- 25 -


[*前] | [次#]
ページ:



「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -