消滅 | ナノ
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紅い紅い炎…燃え盛る炎の球が敵の皮膚(?)に当たり、溶かしていく……
地面の砂に落ちた雫はどんどん染み込んでいく…
ジリジリと照る紅い太陽も火に味方して………ていうか!


「リタ、ただでさえ砂漠に来て暑さで参ってるのに何でよりにもよって火の魔法ばっかり使うのよ!?」
「…別に…いいじゃない…」
「えー…でも火の魔法だと余計に暑く…」
「いいの!火の球ぶっぱなしたらスカッとするの!暑さなんて忘れるのよ!」
「見てる、こっちが暑いから!!」
「でもあたしはぶっぱなしたいの!!」


そう言い、リタは先先進んでいるレイヴンを追いかけた

紅い太陽、紅い火の魔法、地獄のような暑さ、植物はサボテンしか見えな……あっ、今薔薇っぽいのが見え…ってなーんだ……魔物の血かー…




兎に角…
(こんなに暑い地獄は今までで初めてだわ)(閻魔大王の声が今にも聴こえてきそうだな…)




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