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「ねぇ、降谷さん」
「なんだ」
「風見さんが私にまったく見向きもしてくれないんですけどどうしたらいいですか」
「単純に考えてタイプじゃないって事だろ」
「なん、だと……!?どこがいけないって言うんですか!自分で言うのもなんですが結構おすすめ物件だと思うのですが!頭脳明晰なのはもちろんですが容姿もさほど悪くはないですし!」
「まさしくそういうところだと思うが」
「うーん……でも確かに風見さんはおしとやかな女性が好きそうですよねぇ」
「完全に可能性は絶たれたな」
「え、何ですかそれ酷くないですか?私の恋勝手に終わらせないで下さい」
「そこまで言うんだったら俺にしておけばいい」
「はい?」
「おすすめ物件なんだろ?」
「いやまあそうですけど……」
「俺もそれなりにおすすめ物件だと思うが?」
「またまた〜、降谷さんは人気物件ですからもうすでに売約済なんでしょう?ん〜?」
「だとしたらこんな事は言わない」
「え、ちょっと……え、本気で言ってます?」
「だと言ったら?」
「お断りします!」
「は?」
「降谷さんほどの物件になれば恐らくローンは払いきれません!よってお断りします!」
「(この流れで振られた……だと……?)」


終われ。どうしてこうなった。
2018/04/14 (Sat) 21:52
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