「ごめんね、アーサー……私が不甲斐ないマスターなばっかりに強くしてあげられなくて……」
「マスター、それは違うよ。大事なのは強さじゃない」
「そうは言っても……」
「確かに騎士にとって強さは重要かもしれない。でもね、それ以上に互いの信頼関係が何よりも大事だと僕は思っているんだけど……マスター、君はどうだい？」
「そんなの……私だってそう思ってるよ！アーサーのこと、今でも充分すぎるくらい信頼してる」
「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいよ。マスターがそう思ってくれているなら、僕はこれから先もっと強くなれる」
「アーサーは優しいね。よし！私、マスターとしてもっと頑張るから！」
「うん……そこは頑張る、じゃなくて『二人で強くなろう』かな？」
「……そうだね。これからもよろしくね、アーサー」
「こちらこそ、マイマスター」


傷を癒すために自給自足したやつ。
口調やキャラは大目に見て下さい……。