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「(”TRUE TIGER”……率直に言ってダサい、ダサすぎる!しかしさすがはアルバート兄様!やはり兄様のセンスは常人には計り知れないわ……!)その、と、とてもよく似合っていますよ、モランさん!」
「嘘つけ!思いっきり肩震わせて笑いこらえてんじゃねぇか!」
「そ、そんな事ないですよ?」
「いやしかしマジでキツイなこれ……どんな羞恥プレイだよ……」
「実は私も、モランさんに似合いそうなパーカーを見つけたんですけど……兄様のハイセンスを目の当たりにしてしまったので渡すのはやめておきますね」
「くれ!」
「え?」
「頼む、今すぐくれ!さすがに耐えられん!」
「そ、そうですか?では……はい、どうぞ」

「耳に尻尾……おい、なんだこれは……」
「トラ耳のパーカーです。兄様のセーター然り、とてもお似合いですよ!実はウィリアム兄様とルイス兄様はウサ耳でお揃いで――」
「(あいつのセーターに比べたらまだマシだが、結局どっちも変わんねぇ!)」


元ネタは4巻巻末のおまけと先生のTwitterのイラスト。
時代背景ガン無視。
2018/02/28 (Wed) 00:47
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