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※夢主コードネーム固定


「なあ、ライ、バーボン。お前らアマレットの事どう思ってる?」
「アマレットか……。俺は苦手だ。冷めてるというか……クールとはまた違ったあの独特な雰囲気が」
「え、ホントかよ。俺はそこがミステリアスっぽくていいと思ってるんだけど」
「とか言ってこの前思いっきりスルーされてたのは誰だよ」
「それがまたいいんだって!……ライはどうだ?」
「あいつとは数えるほどしか話した事がないからな……何とも言えん」
「何だよお前ら。アマレットが自分の事どう思ってるのか気にならないのか?」
「別に。お前みたいに好きなわけじゃないしな。まああの様子じゃ何とも思ってないだろうけど」
「いや、ああいう口数少ないタイプは心の中に色々秘めてるんだよ。よし、聞いてみるか!」


「いきなり呼び出して何の用?」
「単刀直入に聞くけど、アマレットは俺らの事どう思ってる?」
「あなたたちの事?そうね……この際だからはっきり言うわ。とりあえずスコッチは付き纏うのをやめて。本当に迷惑。ついでにその髭どうにかして。それからライは髪が長すぎる。見ていて鬱陶しいから切った方がいいわよ。バーボンはチャラい見た目と、いかにもな胡散臭い振る舞いが苦手だわ。こんな感じかしら。……もういい?」
「お、おう。わざわざ悪かったな!」
「こんな所で油売ってないで早く戻りなさいよ」

「……聞くだけ損だったな」
「ああ。大体なんで俺があんな言い方をされなきゃならない。……さすがのスコッチもこれには冷めただろ」
「……俺、髭剃ろうかな」
「単純だな」
「(ダメだ、完全に毒されてる……)」


ウイスキートリオを書いてみたかっただけ。
2016/06/01 (Wed) 12:48
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