「あいつはいつも調子がよくてよく俺をからかうんだが、どうしてか本気で怒れない自分がいる。全く情けない話だ。…それにあいつを見ていると不思議と気持ちが安らぐ。今までに感じた事のない気持ちなんだ。……これが恋…というやつなのか？」
「(え……あの宜野座さんが恋愛相談してると思ってたら…まさかの観葉植物に話しかけてる！？相当疲れてんのかな…それともサイコパスが濁って頭おかしくなっちゃったとか！？とにかくこれはヤバイ)宜野座さん……」
「！？お、お前っ…！！いつからそこにいた！？まさかっ…」
「ええ、全部聞いてました。ずいぶんと疲れているようなので一度セラピーを受けてきたらどうですか？」
「ち、違うんだ！これは気持ちを吐き出すとリラックス出来ると書いてあったから実践していただけだ！」
「(多分それ対象が間違ってる…)安心して下さい、誰にも言いませんから〜」
「だから違うと言っているだろう！！」
「もちろん顔が真っ赤な事もっ」
「おい！話を聞け！！」
「それより"あいつ"って誰です？ぜひ教えて下さい〜！」
「(言えるわけないだろう！)頼むから勘弁してくれ！」