「…はぁ〜…煙管になりたい……いや、でも着物と包帯も捨てがたい…」
「働き過ぎで頭でもイカれたか」
「！？たっ、高杉さん！？」
「ククッ…人間でいる事に疲れたってェのか？面白ェ事言いやがる」
「えーっと…もしかしなくても聞いてました…よね？」
「真面目な奴ほど腹ん中じゃ何考えてるかわからねェモンだ」
「あ、あのっ、忘れて下さい！ちょっと疲れてただけなので！決して常に高杉さんの手に触れている煙管になりたいとか肌に触れている着物になりたいとか髪に触れている包帯になりたいとか思ってたわけじゃないですから！…あ。」
「…へェ…」
「ぎゃぁぁああああ！！い、今のなし！ホントに忘れて！お願いだから忘れて下さい！！」
「そんなになりてェならなるか？」
「いや、だからこれはっ…」
「あんだろ、物になるよりずっと簡単な方法が」
「…？それは一体どういう意味でしょうか…？」
「俺の女、」
「！！」