にっき

0916 *Mマス/道流





※デフォルト名(松田弓弦)



「はー…食った食った」

「美味かったッスね、オムハヤシ!」

「家で食えるとか贅沢も良いとこだろほんと…ところで」

「ん?」

「…お前の誕生祝いなのに何で俺が飯作ってもらってんだ?」

「良いじゃないッスか!自分、師匠が美味しそうに料理食べてくれるの眺めてるだけで幸せッスから!」

「いやいや…日付もずれてるし…」

「忙しい最中でしたし。それでも電話で祝ってくれたじゃないッスか!」

「そりゃそうだが…」

「…こうやって師匠の部屋にお泊まりできるだけで、自分は満足ッスよ!」

「……」

「……」

「………で、本音は」

「添い寝して欲しいッスね…」

「頷きながらしみじみ言うな。最初から素直になれ」

「あはは…どうもこの問答挟まないと恥ずかしくて…」

「とりあえず風呂入れ。んで、ダラダラしてから寝よう」

「はいッス!…って、師匠お先にどうぞ」

「俺食器片付けるからお前先入れ」

「いえいえ!それは自分が!」

「良いから入れ!ほら!いけ!」

「いてっあっちょっ!尻叩かないでください!」

「カンチョーするぞ」

「子供ッスか!…もー…じゃあ、お先にいただきます」

「おう。…ま、狭い風呂だがゆっくりしてくれ」

「……一緒に入ってくれても良いんスよ…?」

「お前うちの風呂の狭さ見たよなあ?」

「冗談ッス!行ってきます!」

「…ったく…」





「上がりまし……た…って」

「………ん、んおっ…寝てた…」

「…師匠、お疲れッスね」

「おー…出たか。じゃあ次俺が…」

「大丈夫ッスか?倒れたりとか…」

「ヘーキヘーキ。…あ、これコップ。風呂上がりに一杯どうぞ」

「どうもッス!」

「髪ちゃんと乾かせよ。…さてっと」

「…ししょお」

「あ?…なんだ」

「……あの、えっと」

「……」

「…改めて、祝ってもらっても、良いッスか?」

「……あのなあ」

「っ!あ、いや、無理にとは言わな…っ」

「そのくらい遠慮せず言え。お前は一々気を遣いすぎだ」

「お、おわ…」

「誕生日おめでとう円城寺道流!これからも、ずっと宜しくな!」

「は、はいッス!」

「ん。…じゃ風呂って来る」

「………ずっと、宜しく…?」




誕生日はちゃんと覚えていたんですが普通に忙しくてPCを開けない誕生日でした。おめみち。





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