にっき

0407 *グラブル/ネツァ+α





※デフォルト名(グラン)




「…遅いな」

「グランちゃん…どうしたのかしら?いつもなら誰よりも先に準備を終わらせてるのに…」

「……」

「…様子を見に行ってくる」

「ああ、頼んだユーステス」

「あっじゃあ私も…」

「………っいい!それはいらない!いいってば!」

「……」

「来たか。……ん?」

「え!グランちゃん…!」

「ご、ごめんなさい!ジョブ衣装着るのに手間取って…!」

「グラン!付けねば!付けねばスキルが弱まってしまうかもしれぬぞ!」

「そんなわけないだろ!いらないよ!」

「ならぬぞグラン!」

「うるさいよネツァ!ああもう…!」

「……うさぎ耳…」

「グラン、新しいジョブを取ったのか」

「はい…そうなんですけど…」

「ぬん!」

「あ゛!…ば…っなにを…!」

「その耳を付けて初めてセージの完成であるぞ!」

「もおおお!いらないだろ!マジで!」

「いる」

「いるわ」

「……らしいぞ」

「バザラガさぁん…!」

「…まあ俺も、あった方が良いと思う」

「え゛ー!」

「…うそ…かわいすぎる…!」

「………」

「ユーステス、無言で手を伸ばすのは流石にやめた方が良いと思うぞ」

「グラン……」

「触るなよ。作り物だから神経とかは通ってないけど」

「………」

「ユーステスがこんなあからさまに落ち込んだ顔したの初めて見た…」

「グランちゃん…かわいい…!」

「ナルメアさんは口許押さえて座り込んじゃったし…やっぱりジョブ変えようかな…グローリーとかに…」

「約束の時間に遅れてしまうぞ。腹を括って行くのだ、グラン」

「大体ネツァが異様にセージ推すから悩んだんだろうが!」

「あまりにも愛いので皆に見せびらかしたくてなあ…」

「え…そんな理由で僕のジョブに口出しを…?」

「うむ」

「………ネツァワルピリ、一月の間僕の部屋に入室禁止だ」

「む!?」

「ああくそ!悔いても仕方がない!行こう!」

「………」

「はあ…てえてえ…これがてえてえってことなのね…!」

「……っ行こう!バザラガさん!」

「あ、ああ…大変だな、グラン…」

「バザラガさんがいてほんっとに良かったよ!」





「帰ったぞぉ!」

「ああ、おかえりグ……」

「今日は!魔物退治の依頼でした!根こそぎ倒してやったわ!はっはっはー!」

「……」

「撲殺天使…」

「グラン、衣装は早めに洗っておけ。血の汚れは時間が経つと落ちにくくなる」

「あ、そうだ!ありがとうバザラガさん!」

「ああ。…どうしたジークフリート。珍しく固まっているぞ」

「……グラン、の、あれは…」

「セージのジョブ衣装らしいぞ。耳と尻尾は偽物だ」

「そう、なのか。…それにしても…白の衣装が…」

「血まみれだっただろう。後衛のジョブにもかかわらず杖を振り回して魔物を殴り雄叫びを上げ時々思い出したように回復技をかけていた」

「…ふふ」

「面白かったぞ。…若干二名ショックを受けているが」

「…いえ…いえ!でも!勇ましいグランちゃんも素敵でした!うん!」

「…………」

「しっかりしろユーステス」

「……せめて耳に…触れたかった…」

「そこか」

「…む!戻っていたのか!ご苦労であった!」

「ああ。…グランは恐らく衣装を洗いに行ったぞ」

「そうであるか…ううむ…」

「……暫くセージのジョブは封印した方が良いと思うぞ」

「…また勇ましく暴れたのであろう…」

「ああ、ご明察だ」

「何故か後衛のジョブ衣装を纏うと前線に繰り出してくるのだ…訳が分からぬが、本人も不思議と血気盛んになってしまうと申していた」

「…めちゃくちゃだな」

「うむ、めちゃくちゃである。…して、ジークフリート殿?どうなされたのだ?」

「…いや…杖での戦い方も教えておこうかと思ってな」

「ジークフリート殿は杖による戦いも心得ておるのか…。セージは杖と槍の装備が主となる。槍の戦い方は我が教える故、杖術は何とぞ頼む」

「ああ、任された」

「…さて…ならばとりあえずパーティ解散だな。ナルメア、ユーステス、意識はしっかりしているか?」

「…セージ姿のグランを…夢に見そうだ…」

「私も…」

「そこまで衝撃的だったか」

「さて…我はグランの着替えでも持って行くとしよう!」

「…ネツァワルピリ、入室禁止令を出されていなかったか?」

「む゛!」



クラスWジョブをいい加減取りました。共闘ソロでもなんとかなるなる。





|
×