02
「お祈りさせてくださいっ。」
そういってレイラは神父(ノイズ・マリ)にニコリと笑顔を見せた。
まだあどけなさの残る少女のように。
マ「冒険の書を出してくれるかい。」
神父は優しそうな笑顔でそういった。
レイラは首をかしげる。
すると神田が後ろから出てきて冒険の書を差し出した。
マ「それでは、お祈りを。」
教会のシスターがオルガンを弾き音楽を奏でた。
レイラと神田は目をつぶり祈る。
音楽が奏でられている間祈り続けた。
マ「あなた方に神のご加護があらんことを・・・」
神父の温かい言葉を聴きながら二人は教会を後にした。
「やさしそうな神父さんだったなぁ・・・」
神「神父なんだから当然だろ。」
「いやそれでもさ、私の村には教会とか無かったから感激ものだったんだよ、これが!」
神「それよりもさっさと町長のところへ行くぞ。」
「はーい。」