02
兵士の話を聞かず、早く黒のお城に行きたいあまり走って北へと向かったレイラ。
彼女が全速力で走ること10分。
肩で息をしながら彼女は旧道を見つけた。
「あ、あった・・・!!」
彼女は息を整え、早速中へ入ろうとする。
と。
【魔物が現れた!】
テロップが出てきてレイラの前に魔物が三体現れた。
魔物は旧道をたちふさいでいた。
「・・・キ、キキ・・・ここは、とおサナイ・・・」
魔物Aが殺気をにじませていった。
レイラは伝説の剣を構えた。
そして攻撃のコマンドを選ぶ。
【レイラの攻撃!】
彼女は魔物の一体を切りつける。
【魔物Aに500のダメージ!】
500もダメージを食らい魔物は倒れた。
よし、とガッツポーズするレイラ。
しかしその間に魔物の攻撃が始まった。
【魔物Bの攻撃!】
【レイラはひらりとかわした!】
【魔物Cの攻撃!】
【レイラに10のダメージ!】
テロップが次々と変わっていく。
すべてに順番が回ったところでもう一度レイラの順番が回ってきてコマンドが現れた。
レイラは興味本位で"特技"を選んだ。
するとレイラの使える特技が現れレイラは何もわからないまま呪文を選んだ。
MPを消費し、魔法が放たれる。
【レイラは黒魔法を放った!】
【魔物Bの息の根をとめた!】
【魔物Cの息の根を止めた!】
レイラはパタリパタリと急に倒れていく魔物たちに驚いた。
まさかこれは死の呪文だったなんて、と。
【魔物の群れを倒した!】
【経験地を取得!300Gを手に入れた!】
テロップが流れながらレイラはこんな呪文を自分が使えるなんてと驚いた。