アメリカ中西部の地方都市、ラクーンシティ。 小さな田舎町で、それは起こった。 はじまりがなんだったのか、それすらも分からないほど突然に… 生物学的脅威。 BIOHAZARD。 混沌、恐怖、死。 そんなものとは全くの無縁だった私が、つい先日体験したこと。 家族、友人、恋人… 自分にとってかけがえのない大切な人達が、"化け物"へと変わる。 今でも夢みたいで、信じることなんてできない。 信じたくない現実。 でもこれは本当の話。 地獄と化した町で、私は6人の男女に出会った。 それは本当に偶然で、でも運命のように、私達は出会った。 私が"彼"と出会ったのは、とある小さなBARだった。 私はそこでウェイトレスをしていたの。 もしあの時、"彼"があの店にいなかったら… もし私があの店で働いていなかったら… もしあの6人とも出会っていなかったら… 今の私はいないと思う。 彼らへ感謝を込めて、そしてもしあの町を訪れる人がいた時のため、これを書き残します… シンディ・レノックス no 次へ |