「………」

「お、おい早くセットしろよ…」

「……はい…。…。…やややややっぱり無理いいぃぃ霧野先輩がお願いしますううぅぅ」

「何こんなときだけかわいこぶってんだよおおぉぉ！！俺だってやだよ！」



ここで小一時間消費。




「…セット終わりました」

「よし、つけろ」

「……一緒につけませんか」

「……わかった。」


二人でボタンを押す。端から見るとバカっぽさの極み。



「……ひっ」

「……」

「………」

「……」

「っぴょあぁ」

「だーうるさい！静かに見ろ！」

「無理言わないでくださいよ！女が！わかめみたいにへにょへにょになってんですよ！？……ギャアアアア女の目からなめくじがああぁあ」

「ぐふっ狩屋絞まってる！首絞まって…おぶふ…死ぬ」

「もう無理！霧野先輩とめて！」

「ここまできて！？無理、見る。やっと女と主人公の関係が見えてきたんだ、今更引き下がれるか！…だから首絞まってる息できない…！」

「俺と先輩の関係の終わりも見えてきたっぽいですね」

「…げほっ、俺たちこんなんで終わるような関係だったのかよ！ちょっと！ギブギブ！」

「まあ先輩後輩の関係ですけど」

「や、やっと解放された…。まだまだ終わんないじゃん…俺たちの関係なんて」

「青春ですね…うわばばばなめくじが…！！っきゃあ！」

「……きゃあ？」

「……」

「………ぶふ、」

「……な、何笑ってんですか！！」

「ひー…！！きゃあって！きゃあって何だよ！…ぶはははらいてえー！」

「笑いすぎですよ！！」

「かわいーな…お前」

「えっ」

「さー見てなかったとこ巻き戻して見るか」

「先輩嫌い」









やおい。