不意なキス。シュウ、って名前を呼ぶ暇もなかった。綺麗な真っ黒な宝石で俺を見る。黒真珠みたいに俺を見る。その奥は何を考えているのか微塵も分からない。薄く弧を描く唇に手繰り寄せられてキスをした。手で扉に触れるような、自然なキスだった。
あれ、と思った。二酸化炭素をシュウの咥内へ送り込んでいるとき。
こいつ、息をしていない。
シュウの特別な体がどうしようもなく愛しいです…
どうみてもリバですすみません
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