吐溜 | ナノ









「うぃっく、」

「シュウ飲みすぎらろ…」

「白竜こそ呂律回ってないじゃない」

「は?ロレックス?」

「は?なにそれ」

「ロレックスって…あれだ…あの…時間の…」

「時間…?…あれー酎ハイもうないのー」

「時間じゃなくて…あの…時間計るやつ…」

「時計がどうかしたのー?酎ハイおかわり」

「………何だっけ?」

「ほらー酎ハーイ」







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「ゼロってさー何もないってことじゃん?」

「うん?…うん」

「でもさー僕たちがゼロじゃん。それって、有るじゃん。それに、ゼロって何にでもなれるわけじゃない?」

「そう…だな…」

「僕たちがさ、アレじゃん、ゼロっていう希少で無限の可能性を秘めててさ、」

「ん、」

「いつまでも頑張れるよね、僕たちならさ」

「…………」

「……白竜?」

「…………」

「ちょっとー何寝てんの!?僕ものすごく良いこと言ってたんだよ!?」

「ふぇあっ!?す、すまん!」

「もー!」

「な、何を言っていたんだ…?すまん…」

「…なんだっけ…忘れた」











白竜はウトウトし始める
シュウは物忘れが激しくなる
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