嗚咽を漏らして泣いた夜(短編) | ナノ
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準備中

「大丈夫ですか?真知さーん、大丈夫ですか?」

「容態は!?」

「意識不明です!」

言葉が飛び交う。その中心には、一人の少女。堅く閉じられた瞼は、開く気配がない。

今、彼女は意識不明の重体。なんとか救出差れたものの、海に体温を奪われた冷たい体と、止まった心臓。

―――死ぬ危険性が、高い。

家族や友は、椅子に座り医師からの言葉を待つのみ。

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テーマ「人外ファンタジー」
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