07 ![]() 目が覚めると知らない天井だった。確か俺は事故に遭ったはずなんだけど…死ねなかったんだ…。死ねなかったことを少し残念に思う。 する事もない病室で、シズちゃんのことだけが頭を占領する。目を閉じてシズちゃんのことを考えた。 シズちゃんを愛してる。それだけは確かなはずなのに、どうしようもなくシズちゃんを怖いと思った。 捨てられることが、シズちゃんの意識が俺じゃない誰かに移ることが。 今じゃシズちゃんへの想いは色褪せてよくわからない。前まではハッキリとした綺麗な想いだったはずなんだけどな…。 もうシズちゃんは俺を愛することはないだろうから。 いつまで経っても戻ってきてくれなかった。信じてたのに。 さよならだよ、シズちゃん。 Next... 私の不注意でこの回の拍手文を削除してしまいました…。 内容の筋は合ってると思いますが、拍手にあげていた拍手文とは丸々違います。 申し訳ありません。 |