※なんか色々とスミマセン。

「最近、なーんか足が痒いのよねぇ」
「……」
「八戒?」
「実家に帰らせて頂きます」
「……へ?」
「僕とジープはしばらく三蔵の寺へお世話になりますから。
水虫、治ったら連絡してください」
「えっ、ちょい待て!
勝手に水虫って断定すんな!
そして何時からお前の実家は三蔵ントコになってんだ!?
あぁクソっ、ツッコミが多すぎて訳分かんねぇよ!」
「悟浄、水虫はうつる病気なんです。
−−そう、病気なんです。ちゃんと治療してください、話はそれからです」
「だぁから、まだ水虫って決まった訳じゃねぇだろうが!!」
「何事にも最悪の想定を考えて行動しませんと。
じゃあ、治ったらまた一緒に暮らしましょうね」
「……お前、そっっっんなに水虫(仮)の俺が嫌で嫌いか!?」
「嫌じゃないし、嫌いじゃないです。
ただ、生理的に受け付けられないだけです」
「そっちの方が地味に傷つくわ゙ぁァァァァァ!!」
「僕だって、悟浄が病気にかかって心痛めているんです、凄く、凄く……、心が、い、痛いです……っ」
「笑いを堪えてんじゃねぇか! 何処が心痛めてるだっ、どう見たって面白いがってるだけだろうが!」
「そんな、酷いです……。
僕が人の不幸を見て、喜ぶ人種に見えるっていうんですか? あんまりです……」
「……八戒。今の台詞を俺の目を見ながらもういっぺん言ってみ?」
「お断りします」
「はやっ。
やっぱり笑ってるじゃねえかっ、目を見てから物を言えよ!
めちゃくちゃ目が笑ってるし!
あぁちくしょうっ!! こうなったらもうお前も水虫に感染しろっ!!」
「あ、水虫だって自分で認めるんですね」
「うるせぇよ、ほら足出せ足!! 俺様の水虫うつしやる!」
「本気で水虫をうつされるというなら、うつされる前に、今この場で悟浄を倒して、全裸にひんむいて砂漠に捨てます」
「サーセン、調子に乗りました。
だから近距離の据わった目で脅しかけるのヤメて」


−−−−−
全国の悟浄ファンの方へ、悟浄を水虫にしてスイマセン。
拍手記載期間(13.05.01〜13.05.31)
戻る>>


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -