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何があったとしても、ぼくは誇りを持って生きたい。
例えどんな仕打ちをされても、けしてそのひとは恨まずに。
無数の道の中で、ぼくだけは正しい道を歩こう。
そうしたら、きっとぼくは幸せになれるだろう。


いつ書いた日記だろうか。胸糞の悪い。
彼はその日記を乱暴に閉じると床に叩き付けた。

「申し訳ありません。お許しください。……ただ大切なものかと思ったので、捨てる前に確認をと思いまして」

十五か十六くらいの白い髪のメイドは、今にも泣きそうになりながらそう言った。彼女の大きな瞳には、彼への恐怖が映っている。

「俺は全部捨てろと言ったんだ。お前はこれを読んだのか?」

容赦なく彼は、メイドの手首を乱暴に掴んで怒鳴った。

「申し訳ございません。ジヴェーダ様。お許しください、お許しください」

メイドはそう懇願しつつ逃げようと後ずさりするが、ジヴェーダは手首を放そうとせず、逆に引っ張ると無理やりメイドを抱きすくめて、彼女の未成熟の胸を鷲掴みにした。

「いや!やめてください!」

彼女は驚きのあまりに叫びながら抵抗した。ジヴェーダが手の力を緩めると、メイドは泣きながら腕の中から抜け出し、そのまま走って部屋を出て行ってしまった。

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