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忘れていた。クウェージアの孤児達はほぼ例外なく男性経験があることを。
彼らは二十五歳になるまでを男だけの施設で過ごさなくてはならないのだ。教育所を卒業すれば外に出ることができるが、エメザレはまだ二十五になっていない。

指を入れるなど生易しいことをせずに、いきなり事をなせばよかった。

苛立って、ジヴェーダはもう容赦しないとばかりに指を引き抜くと、腰が引けているエメザレを無視して、もう充分にそそり立った分身を、それでも小さく閉ざされて見えるエメザレの中に無理やりねじ込んだ。

「あ、うあああぁぁあぁぁぁ!!」

それは無論、嬌声ではなくまるで断末魔のような叫びだった。
だがエメザレの内部は荒い呼吸と共にジヴェーダを飲み込もうと必死に肥大を進めていく。無意識にも、男しか知らないであろうこの哀れな青年は、快楽を求めて身体を順応させようとしている。
それを許すまいと、ジヴェーダはエメザレの首に噛み付いた。

「あ………ぁ……い…やだ」

が、エメザレの身体は順応に溺れかけていた。
中は酷く痙攣し、ありったけの快楽を拾い集めて痛みから逃れようともがくように喘いでいる。

「せいぜい楽しめよ。売女」

そう耳元で罵ると、エメザレは自分を呪うように床に爪を立てた。

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