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「じゃ、俺やってやるよ」

 言うが早いか、ミレベンゼはエメザレの尻に二本の指を乱暴に突っ込んだ。

「……ぃ、ぁあ……」

 エメザレが変な声を出した。

「そ、そんなことしたら、痛くないのか?」
「は? 痛くねぇだろ。このケツはな、さっきまででかいチンコを咥えてたんだよ。指二本くらいなんでもねーよ。さてはあんた、童貞だろ」

 と言われてエスラールは言葉に詰まった。
ミレベンゼが指を抜き差ししている様はやはり淫靡に見えてしまう。あまりそれ見ないようにと、エスラールは顔を背けた。

「やっぱな。そんな妖精みたいなおめでたい考え方してる奴なんて、童貞に決まってるよな。じゃあこの作業、ちょっと刺激が強すぎるか? でもせっかくだから見とけよ。こいつのケツん中、掻き出すとマジですごい量の精子、出てくんだぜ」

 ミレベンゼは指を動かす速度を速めていく。エメザレの中からは粘ついた白い液体が湧き出てきて、ミレベンゼの右手はすでにその液体に覆われていた。

「……や、ああ……っあ、い、……ぃい、ん……」

 指が動かされるたびに、エスラールの腕の中でエメザレが小刻みに痙攣する。つま先が反り返り、頬が上気して、ペニスが反応をし始めた。

「ほら、気持ちいいんだって。笑えるよな」
「てめぇ、その手の動かし方やめろ! あっちいってろよ!」

 エスラールは器用に右足だけ動かすと、ミレベンゼを蹴り飛ばした。

「んだよ! 俺のせいじゃねぇよ、そいつが勝手によがってんだよ。優しくしようが激しくしようが、そいつはケツ弄られると感じる体質なんだっての! やってみりゃわかるよ」

 ミレベンゼは蹴られた尻をさすりながら言った。


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