黄昏(たそがれ)/パンプジン♂

黄昏(たそがれ)/パンプジン♂

破れた布を頭に被っている変人。逢魔が時に提灯を持って後ろからついてくる誘拐犯で振り返ってはいけないもの。帰り道が分からない人に帰り方を教えてくれる。話し終わると消えているが、話している最中に振り返ると自分以外誰もいない世界に連れて行かれる。
彼は海月島の都市伝説として一部の者の間では有名であり、「角の折れた嘘つき者」「虚ろ世の案内人」と呼ばれており、上記以外の言葉は戯言として信じてはいけないものとされている。信じた者はもうどこにもいない。

芥緋を食わずに傍に置いている理由を聞かれると「どうしてかな」とにんまり笑う。ちなみに理由は教えてくれない。

「空を見ていてごらん、そのうち世界が空に映るから」
「失礼だね、僕を嘘つきと思っているのは君達と本物の嘘つきだけだ」


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