あとがき(言い訳)


度重なるキャラ崩壊、ギャグになってない寒いギャグ、シリアスと電波の狭間を行ったり来たりする、まとまりのないシナリオをお詫び申し上げます………

テーマは、お察しの通り「どうすれば闇人格は消えずに済むか」というものだったのであります。

まず、エンディングをバクラとマリクで別に作ろうと思ったのはもう終盤になってからで、それまではバクラと闇マリク、両手に花みたいなエンディングにしたかったのです――もちろんギャグで。
が、シナリオを作るため原作を読みこんでいくうち、どんどんシリアスになっていってしまい――
ラストは、ギャグの面影はなくなってしまいました……。

……ともあれ、当初はそういうラストの構想があったので、つまりバクラと闇マリク、両方を生存させる必要があったのです。
しかし、闇マリクの邪悪なる活躍によって、舞、バクラ、城之内が犠牲になってしまい――
とくに舞とバクラは、闇マリクが消えない限り復活しないというような前提条件が原作にあったため……
そこを無視して闇マリクだけを生かしても仕方ないという思いがあり、夢主を活躍させて掻き回す必要が出て来てしまったのです……

あと、原作を読んだところ、ファラオの記憶を蘇らせるためには、三枚の神のカードが必要だとありました。
なので、闇マリクを勝たせて終わりというわけにもいかず、結局は遊戯に勝ってもらわなければならず――
でもそうなると闇マリクは滅びる道に行くわけで――と、かなり試行錯誤してしまいました。

まあ何はともあれ、テーマに沿うために、かなり強引に結末に繋げた感がありますので、矛盾点、突っ込みどころ満載でございますが……
なにぶんキャラへの愛と趣味で書いている為、そこらへんはお許し頂ければ幸いです。


マリク編について。
マリクはBC編の中核を担うキャラだったので、必然的に出番が多く、夢主との絡みも多くなりました。
しかも闇人格と主人格の存在が複雑に絡みあっていて、揺らぎやすいというか、突っ込みどころ多いように見えるので、案の定夢主がそのへんをガンガン突いてしまって交流(?)が生まれてしまいました。

その点バクラは存在が揺らがないというか、まあラスボスですからね……
まあ、そういう矜持を持っていて強靭でもあるところがまた魅力なのですが――と、それはおいといて。
ラストは今までの流れを考えると、自分でもどうかと思ってしまうような甘具合でした……

とりあえずマリクは、あの、主人格に全否定されて消える結末のIFを考えてみたいな〜というところから始まりました。
はじめは主人格と闇人格の融合も考えたのですが、それよりも半身ずつ違う人格出てたら面白いんじゃね?という悪魔の囁きが―――
いや絶対、絵に起こしたら悶絶しますねw
萌えからはかけ離れた意味で。

どうでもいいですが、現実的に考えると、マリクに付いていくならエジプト行かないといけませんよね……
未成年だとかなりハードル高そうです。


バクラ編について。
時系列の都合上、バクラ編はここでハッピーエンドというわけにもいかず、含みを持たせた終わり方になってしまいました……
しかも微妙に甘も入れたいかな〜とか思ったため、ラストのバクラのデレ?がひどい……

まあ彼を本当に救いたいならラストをいじらないといけないし、そもそも千年アイテムが全て失われる時点で―――……
ってな感じで、原作のエンディングのあともバクラを残すのは難しいですよね……
ただの(と言うのもアレですが)二重人格のマリクとは勝手が違いますからね、そこは……悲しいですが!

本当、ラスボスであるバクラの滅びを考えると悲しくなるので、バクラを書くときは、まだラストに至ってない時期の平和(?)なひとときか、原作のエンディング後なにかの原因でひょっこり戻ってきたとかそういう設定を作るしかなくなりますよね……
あとはバクラに限らず、闇人格がちゃんと一人として肉体分離したら最高ですね!!
お話の幅も広がりそうです!

というわけで――
長々と破綻したお話を読んで頂き、本当にありがとうございました!!!



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bkm


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