「アイレン……」
「んっ、あっ……!! ああっ……!!」
「っ……、気持ちいいのかよ……?」
「あんっ、あ……っ、はい……! 気持ちいいです……
やっ……、きもちい、の……!!」
酔いのためお世辞にも繊細とは言えない手つきで双丘を外気に晒し、半ば乱暴に揉みしだき突起を舐めあげれば、アイレンはあられもない声で啼いた。
「ハ……優しくされんのと乱暴にされんの……、どっちがイイんだよ……?」
「っ……、どっちも……!!
バクラ様にされるなら……、どっちも好き……!!」
バクラに跨がるようにして座りながら、淫らに肢体をくねらせて素直に答えるアイレン。
「なかなか強欲じゃねえか……!
それでこそ盗賊王の――」
「んっ……! あっ……!!!
バクラ様ぁ……!! わ、私……本当に……
本当に、恥ずかしいこと沢山言っちゃう……
あっ、やっ、バクラ様に……嫌われちゃ……!!」
「っ……、んなので嫌うかよ……!!
言ったろうが……お前がどんなに乱れても引きゃしねえよ……!
おら……もっと淫らな声で啼きな……!!!」
「ゃあぁああぁぁっ!!
あんっ、だめぇ……っ!!!」
首筋に強く吸い付きながら胸の先端を指先で捩りあげてやると、アイレンは一層大きな声で喘いだ。
「だめ……! そんなにしちゃ……ああぁっ……!!
や、ああぁぁん! あっ、だめ……だめぇぇ……!!!
っんく……っ、っ……!!」
バクラがまた膨らみの先を舐めあげ、時折歯を立てるとアイレンは首を振って身を捩りながら、やがて自身の口に手を被せて漏れだす声を抑えにかかった。
「っ……、声我慢すんじゃねえ……!!
誰も居やしねえよ……!
いや、居たところで……何の問題もねえ……!!
もっとだ……頭イカレちまいそうなほど啼かせてやるよ……!!!」
「う……、ぁ……っ、ば、くらさ……!!」
バクラによって口を押さえていた手を外されると、アイレンはわななく唇でバクラの名を呼んだ。
「熱いな……、オマエの身体は……っ!」
「ば、バクラ様こそ……っ」
胸を晒し火照って汗ばんだアイレンの肌がバクラの胸に触れ――
欲情した吸い付くような互いの素肌の感覚が、離れ難い吸引力を生んでいく。
「んっ……、こうやってくっついてるの……嬉しい、です……」
「っ、ああ……」
条件反射のように思わず答えてしまってから、何甘い事を考えてやがる、とバクラは自分自身に悪態をつきながら小さく舌打ちをこぼし――
上気した頬にかかっているアイレンの髪を指で掻き分け、頭を押さえつけながらもう一度口づければ、アイレンの唇の端から漏れた甘い吐息がバクラの熱を一層昂らせたのだった。
「っ……、あ……からだ、が……あつい……っ」
「アイレン……!」
「ッッ――――
ああぁん!! はぁっ、やっ……!! あ……!!!
あっ……、あっ、やっ……!!
バクラさ、あっ、だめ……っ!!!!」
アイレンの熱を求め、最も火照っているであろう下半身に手を伸ばし、布をずらして秘部をそっと撫であげれば、アイレンは身体をビクリと震わせて背筋をのけ反らせた。
「やぁぁっ……!! あっ、んぅっ……!!!
そこっ、だめ、ああぁっ…」バ、クラさま……!!」
すでに溢れるほどの蜜で潤ったアイレンのそこは、バクラの骨ばった指で撫でられるたび水音を立て、アイレンは自分の身体の現状を把握しながら羞恥心と快感の狭間で悶えているようだった。
「こんなに濡らしやがって……
酒入るとテメ、本当に淫乱だな……!」
「いや……っ、言わないで下さ……!!
あっ、んんぅ……!!!
ッッッあっ……!!
ひゃ、あっ、だ……!! ああぁっ、や……!!!
だめっ、だめぇっ……!!」
バクラの指先は敏感な芽を探り当て、ぬるぬると押し潰しながらやがて長い指が潤みの中へ沈んでいく。
いやらしい音を立て弄ぶようにナカを掻き回すと、アイレンはバクラの首筋にしがみつきながら、全身を支配する快感に必死に耐えて啼いた。
絶えずアイレンの口から漏れる嬌声がバクラの劣情に火をつけ、その双眸が情欲の炎に塗り潰されていく。
「アイレン――」
「あぅっ……! ば、バクラさ……
っ、バクラぁ……っ!!!
ほしい……バクラのが欲しい……!!
欲しいの……っ、」
「ッ――」
火照る身体、潤む瞳、蜜を吐いて収縮する切ない下半身――
ついに彼女の本能が羞恥を押し流したとき、バクラもまた、頭の端で何かが飛ぶのを感じ――
中に沈めていた指を素早く引き抜くと、痛いほどに屹立して熱を求める下半身を取り出してアイレンの腹部へ押し当てた。
アイレンは、いつもなら目を逸らすであろうそれに躊躇なく跨がり潤んだ部分に押し当てると、自分からゆっくり腰を落としていった――――
「ああぁぁ……っ!!
っ……バクラぁ……さま……っ!!」
「っく……、アイレン……!!!」
「やあぁぁん……!!!」
腰が沈み、やがて全て飲み込まれたバクラのモノが奥を突くと、アイレンは深い息を吐いて満たされたように声を上げた。
「っは……ッ!!
こ、んな……わたし、自分から――
ああッ!! はしたなくて、ごめんなさ……」
「いちいち謝るんじゃ……、ねえよ……!!
はっ……、好きなように動いてみな……!
オレ様をもっと愉しませてくれよ……っ!!!」
「ッあああぁっ……!!」
褐色の指で充血して固くなった胸の先端をわざとらしく弾けば、バクラを飲み込んだアイレンの中がキュッと収縮し、バクラの背筋を快感が走り抜けていく。
「んっ……! あぅ……っ!!」
バクラの言葉に従うように、目を伏せながらゆっくりと腰を上下に揺らしていくアイレン。
不慣れな緩い律動とはいえ、自分から男性器を求めるようなその姿に、バクラは満足げに喉を鳴らして不敵な笑みを浮かべた。
「んっ……、あっ……!!
うまく、できな……
っっ……! あぁ……っ、でも、きもち、い……!!
んっ、あぁっ、あ……っ!!」
アイレンは顔を火照らせ、淫らな息を吐きながらバクラの上で腰を揺らし、その強い締め付けと、往復するたびにぬるぬると纏わり付いてくるアイレンの肉がバクラの欲をさらに煽っていく。
「んぁ……っ!! やっ、あ……!!
う、バクラさまも……、気持ちい……ですか……?」
「ああ……!
自分の上で揺れるお前を見るのも……悪くねえ……っ」
「や……、あんまり、見ないで下さ……っ!
あっ……、あん、ああぁっ……!!!」
アイレンは徐々にスムーズに腰を上下させていくが、まだまだ緩いその律動にバクラは次第にもどかしさを募らせていく。
「どうした? そんなもんか……?
もっと激しく動いたっていいんだぜ……?
オマエの気持ちいいようにやりゃあ……、いいんだよ……っ!!」
「そ、そんな……、あっ、これでも……っ、すごく、気持ちいい、です……!
うまく、動けなくて……、ごめんなさい……!」
目尻に涙を浮かべ、謝罪の言葉を口にしながら懸命に腰を揺らすアイレンの儚い姿は、バクラの心に潜んでいる嗜虐心に火をつけた。
「ククッ……、仕方ねえな……!
手伝ってやるからしっかりオレ様につかまってな……ッ!!」
「え、あ……――
ッッああああっっ!!
ひゃ、あっ!! あっ、あっ、あんっ、だめぇぇっ……!!!
っあ、バクラさ、あっ、バクラ、バクラぁ……っ!!!」
業を煮やしたバクラがアイレンの腰を掴み、下から思いきり突き上げるとアイレンは一層烈しい声で啼いた――
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bkm