審神者守護隊。

それは俺も所属する隊であり、この本丸の頂点といえる。他の刀剣男士達の認識は、主のお気に入り集団といったところだろう。大した差異は無いので、特に否定はしないが。
守護隊は現在四振で組織されている。燭台切光忠、一期一振、膝丸、そして俺…大倶利伽羅。各々、主への並々ならぬ忠誠心、…等々を抱き主の許可を得て集うことになった。

燭台切光忠の役目は“統率”。離れに籠る主の代わりに、主の指示を刀剣男士達に伝え纏め上げる。主の代弁者として、この本丸の刀剣男士を束ねている。
一期一振の役目は“参謀”。主の業務を支え、戦闘においては主とともに戦略を立てる側近。主がこの本丸を成す上で重要な役割。
膝丸の役目は“報告”。膝丸は俺達と違い、殆ど主の傍には居ない。全ての刀剣男士の様子を見、その全てを主に伝える。本丸を見渡す主の目のようなものだ。
俺の役目は“愛玩”。特別何かをする訳ではなく、ただ主の傍にいる、それだけだ。何故俺のような役目があるのかは、…主が俺以外に明かす必要はないと言った。

各々が己の役目を誇りに思っており、己の役割を全うすべく主に仕えている。

己が主の一番となる為に。俺達の行動原理なんて、そんなものだ。



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