V、W、X!待って、何処に行くの!?

X姉様のいないところです。…X姉様、僕たちに貴女はもう必要ありません

V、そんな…!

おいおい、いつまでもついてくるんじゃねぇよ、邪魔すんな

W!

姉さん、お別れです

X…!いや、置いて行かないで…私を一人にしないで!




はっ…!ゆ、夢…?




X姉様!?どうしたんですか、こんな時間に!

V…V、私のこと必要?

X姉様…はい、当たり前です!僕はX姉様が必要ですよ!

オイV、夜中に何の騒ぎ…って、姉貴?

W…!Wは私のこと邪魔じゃない?

は?んなわけあるか。一体どうしたんだよ

お前達、何を騒いでいるんだ…姉さん?

X…X!私たち、お別れしない?

お別れ?…しませんよ、姉さん

…よかった(ぐすん)

姉貴!?何泣いてんだ!

X姉様、泣かないでください…!

悪い夢でも見ましたか、姉さん(よしよし)

み、みんなが私を要らないって、置いて行ってしまう夢を見たの…!それで怖くて…

成程な、…まぁ、そんなこと天地がひっくりかえっても有り得ねぇから安心しろよ

そうですX姉様!僕達X姉様のことが大好きなんですから!

…これでもまだ、不安ですか?

みんな、…ごめんなさい。こんな時間に。ありがとう

それは別にいいけどよ

V、今日、私と一緒に寝て…?

え!?はいっ、喜んで!!

あぁ!?何でVなんだよ!俺でもいいだろうが!

こら、W。姉さんがVを選んだのだから、大人しくしなさい。…姉さん、私も一緒に寝るのは大歓迎ですよ?

さりげなく主張してんじゃねェ!!!

最初にX姉様にお声をかけていただいたのは僕です!!

(あわあわ)え、えっと…じゃあ、じゃんけんで

みんな、こんな夜遅くにどうしたのさ?

あ、トロン…ごめんなさい、騒いでしまって。色々あって今からじゃんけん大会です

へぇ…?それって僕も参加していい?

ど、どうぞ

じゃーんけーん!




(結局トロンが勝ちました)




ごめんなさいね、V

いいえ、僕は全然構いません!不安になったらいつでもいらしてくださいね

まぁ…Vはとっても頼もしいのね、素敵だわ

えへへ…(褒められた!)

次は俺だからな!姉貴!

ええ、わかったわ

姉さん、是非私のところにも

ありがとう、X

さ、寝ようX

はい、トロン




いくつになっても子供は可愛いものさ。 by.トロン


- 姉様と悪夢 -

back





×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -