2020/08/06

deltaray R編が完結いたしました。大変長らくお待たせいたしました。応援してくださった方、お声をいただいた方、本当にありがとうございました!みなさんのご期待に沿う結末を迎えられましたでしょうか。

FF7という作品において特に序盤、今回のR編などは悲しみが渦巻く部分で、プレイしてみれば分かる通り、実際彼らには平凡な時間なんかは殆ど存在しません。常に悲しみが付き纏い、目的の為に闘い、血を汗を涙を流している。私達にはこの世界がどういう末路を辿るのかという知識がありますから、その果てに救いはないということが分かっていると思います。私もそうです。だから、きっと私の書くこの旅の先に、救いはありません。この先も彼らが幸せを感じたり、何てことない毎日を過ごしたりする、そういった時間はきっと微々たるものです。そんな時間ばかりが彼らに訪れることは、決してない。常に悩んで、苦しんで、笑顔だって、作中数えるくらいしか見ていないのだから。
ここは、そんな彼らに幸せな時間を与えることが出来る為の場所なのだと思います。それは色々な形がありますが、私の旅はこういった形をもって一度終幕ということになりました。より一層の悲しみに塗れているのは、私が原作の雰囲気を遵守したいが為なのだと思います。
それでも、私の書く旅のテーマ、根幹に据えるものは「愛」です。彷徨って、闘って、泣いて。ただ悲しみに暮れて、その中で彼らが真実の愛を見つけられればいいなと思っています。ということで、このお話のタイトルは当初「Lovers」にする予定でした。安直過ぎますね。

そんなこんなで、無事R編完結まで漕ぎ着けることが出来ました。繰り返しになりますが本当にありがとうございました。みなさんのお声が一番の力となりました。思い描いていた通りに彼らを動かせたので、心残りはありません。続編で、今回の物語が改変されるだとかといったようなどんでん返しが起きないことを心から祈っています(どんでん返ししかなさそう)今後はR編のifや、R編の設定全ての謎を明かすCC編を連載予定ですが、今までより更新頻度は落ちると思います。ゆるりとお付き合い頂ければ幸いです。

こうして後語りまで読んでくださった方も、本当にありがとうございます。宜しければ一言お聞かせください。これからもみなさんに楽しんで頂けるよう尽力いたします。





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