小説 | ナノ



というわけで、この本丸のこきたなさの原因を知った私は政府要人に式神を放ったのだった。

「審神者さま?そろそろ短刀が打ちあがりますゆえ、一度鍛刀部屋へ戻りましょう。もう一振りは手伝い札を使いましょうね」
「手伝い札?」
「ああ、説明しておりませんでしたか。手伝い札を使いますと、刀を一瞬にして打ちあげることができるのです。そもそもこのこんのすけ、このようななりをしておりますが精密機器と式の驚異のコラボレーション、ハイテクとオカルトのハイブリッドでございまして。手伝い札によって霊力のドーピングと一時的なソフトのダウンロードを行うことで、鍛刀や手入れのお手伝いが可能なのです!」
「えっ待ってあなたが手伝う札なの」
「まあ実際にご覧になればわかるでしょう!さあ、作業の手伝いをしますから、この札をわたくしめに!」

えっえっ ぺたってすればいいの?
ためらいつつこんのすけに当てた板(かまぼこ板に似ている)は気付くと彼の頭を包む三角巾に姿を変えていた。と思うと同時にこんのすけが作業に合流し、なにか二三作業をし終わったときには立派な太刀が出来上がっていた。
錬剣術もわけがわからないがこっちも訳が分からない。ハイテクすごい。

「さて終わりましたよ!では顕現と契約をお願いいたします」

えっ待って
なにそれサマナー知らない


***150723 基本そこらにいるのをぶん殴ってるから…



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