小説 | ナノ


どうもこんにちは、見ず知らずの男と成り行きで結婚を前提に付き合うことになりました、宇治川翠です。
なんか知らんけど諸悪の根源イチノセカズヤは我が学校雷門中の転入生でした。
帰国子女?知るか!秋ちゃんと知り合い!?なら秋ちゃんに絡んでろks!!
…とかいってますがこれじゃただの現実逃避ですねわかります。
だあってさあ、しょうがないじゃん転校初日に学校中の女の子のハートを奪っていったらしい(友人談)爽やか系イケメンが迎えにきてんだもん!あえて曖昧に言ったけどつまり一之瀬一哉が迎えにきてんだもん!なんなんだよ!なんだってんだよ!!

「やあ翠!迎えに来たよ!!」
「よし一人で帰れ」
「やだなぁ、彼氏と彼女は一緒に下校するものだろ?」
「誰が誰の彼女か」
「俺たち恋人だろ?」
「赤の他人ですが」
「え?赤い糸で繋がった他人?もう翠ったら積極的っ!」
「あ、ちょ、何…!」
「下校の時は手を繋ぐ!これ常識!!」
「わ、わた、手をつな、好きな人と…!」
「…大丈夫、すぐ俺のこと好きになるって。そしたらこれも合法でしょ?」

一方的な彼のセリフ
2.大丈夫、すぐ俺のこと好きになるから


べ、べつに手が暖かいのが気持ちいいとか暗い道をひとりじゃないのが安心するとか、そんなことないから!




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