追記
2016/01/30 11:16



※大学1年5月
※ヤスヤとハナとキョウ
※ヤスヤの視点から。



 GiveHangの音源を公開してからだいたい1週間が経った。バンドの最年長として連絡とか費用とかの管理の役を買って出たけど今のところ大した仕事もなく、良く言えば平和。
まだライブすら決まっていないけれど作成中のフライヤーは√ん時に世話になってた上にアー写撮影とかその辺も手伝ってくれたモモに任せている。√の時からナインズによく出入りしてた彼女とは知人で色の綺麗なカクテル作ってと言われればそれを作って見せて、写真を撮られたりナインズに貼ってあるポスターで1番綺麗だと思ったのはどれかと聞かれたり、まあ持ちつ持たれつだ。

 ハナは曲作りとライブをどう進めるかをずっと考えてる、これはあいつにしかできない。ナギサはエレキギターに関して勉強している。エフェクターとかすげー使い慣れてなさそうだった。シュンはたぶん、人脈作りになると働きそうだと思う。ここのナギサとシュンの高校生2人は音も音作りもそれこそ全てがまだまだ甘い。素人レベル。まあこれは経験不足だし上手くなるはず。1年経っても変わらなきゃ問題だな。

 チハヤは…あいつ続けれんのかって感じだな。
ハナとキョウっていう二大暴君を繋いでたのがチハヤっていうのが俺の印象で暴君はチハヤがいないとだめになると思ってたけど。キョウは全く問題なく活動してるんだと思う。最近会ってないから知らねーけど、ナインズのスタジオで見かけた奴らの話ではどこのゲイノウジンかってくらいオーラがあったとのこと。元気そう、順調そうとのことだ。芸能人オーラに関しては心底どうでもいい、あいつは…というか暴君2人は異常に目を惹く。あれは持って生まれたものだ。
まあオーラのことはどうでもいいんだ、俺はとにかく、2人を繋いでいるように見えたチハヤがだめになるとは思ってもいなかった。

 あいつそろそろどうにかしねぇとやばいと思うけど、ハナは気づいているのだろうか。
ハナのことがよくわからない俺からするとそれを聞くこともなんとなく憚られる。なんとなくな。なんとなく。


 そんなハナに楽器屋に行くと言われ、一緒に三國楽器に来た。あいつは基本的に誘ってんじゃなくて決定事項として言ってくるってのはかなり前から理解してる。俺にハナのことは、これくらいしか理解できない。


「いらっしゃーせー」


半透明の怪しいドアを開けて中に入ると、やる気もないし滑舌もそんなによくない挨拶が聞こえた。東城さんはいつまで経ってもやる気がない。それでもハナと俺を見て、音源聞いたわーと言ってくるあたりは常連とはコミュニケーションをとる気があるらしい。

「聞いたんすか」
「ヤスヤもハナも久しぶりに来た?」
「Devi EverとCrewsのオーバードライブ試奏させて。できればレスポールカスタム」
「ハナ…お前は情緒もくそもねぇよな、そんなんじゃ大人と喋れねぇぞ」

東城さんは呆れながらもエフェクターの準備をする。
彼のことを認識していないわけではないけれど、ハナはあくまでもただの客というスタンスは崩さない。確かに情緒も風流もない奴だと思う、それなのにあんな綺麗な歌詞を書くんだから世の中不思議なことがたくさんある。

「つーか結構マニアックなエフェクターすきだよな、お前。ボーカリストだろーが。こんな音圧強いの使ってどうすんだ」
「曲に生かす」
「……そりゃそうだろうけど」

まあ、無視はしないだけましか。

それにしても。
ギターとベースのフロアは1階でもちろんこの階が入り口だからよく通るけどあくまでも通るだけで展示されてんのをちゃんと見たことがなかったな。
見渡すとブーツ型のギターが置いてあって、この前は熊だったことを思いだす。東城さんも大概マニアックだよなぁ、音楽やってる奴はほとんど変態だと思ってるけど東城さんはその辺のメジャーデビューしてるバンドマンより気持ち悪いしな。
バンドマンじゃないからこそこんなにギターだけにのめり込むことができるのかもしれない。


「あれ、いらっしゃい…?」


 妙に聞き慣れた声がして奥を見ると、フライヤーを大量に持ったキョウがいた。なんでだ。


「キョウ、手ぇあけろ、レスポールのカスタム取ってこい」
「奥のオレンジに繋いでるやつでいいですか」
「おー、それ。シールドもついでに」
「はーい」


東城さんはキョウに指示する、指示ってことは…え、あいつここで働いてんの?
キョウはフライヤーもレジの後ろに置いて、また奥へと戻っていった。

「東城さん、キョウっていつからここで働いてんすか…?」
「たぶんあいつが高校卒業するくらいから?」
「2ヶ月も経ってんのか…ハナは知ってた?」
「知らねぇ」


ハナはエフェクター2つをじっと見つめており全く関心がなさそうだった。キョウには関心ねぇんだな、やっぱ。
 √がどうやって結成されたのかはあんま知らねぇけど、活動してた3年間を案外近くで見てたと思う。その上でハナとキョウが会話してんのはほぼ見たことがない。てことはつまり、あんまり仲が良くないのかもしれない。
√の解散理由もちゃんと知らねぇけど案外音楽性の違いなのかもしれない、要するに仲違いってことだ。
仲違いでも表面上はなにも気づかせないように振るまえるキョウと、そもそも仲違いしたことにすら興味のなさそうなハナだから、今も普通にしていられるのだろうか。

全部予想でしかないから、本当のところはわかんねーけど。あくまでも第3者からだし。


「持ってきました、シールド普通のでいいですよね」
「おー。繋いで、んで試奏させてやって。お前奥の整理やってたろ、ギター先片付けるわ」
「え、いいですよ、全部やるし」
「ギターは俺の担当だしやらせろ、てことで接客頼むわ」
「はいはい」

東城さんはじゃあよろしくとだけ言い残して入れ違いのように店の奥へ行った。
まじかよ、俺とハナとキョウの3人か、なんかきついんだけど。
このままドラムのフロアに逃げてやろうか、いやそれはさすがにここをふたりっきりにするのはなんか、気まずいんじゃないかっていう変な気遣いをしてしまう。それに野次馬根性があるから単純にこいつらがどうやって会話するのかもしくは全くしないのかが気になった。


「キョウのとこのライブって明後日?」
「うん、キューズで5バンド中4番目。ヤスヤ来る? むしろ来てよ」
「行けそうだし行くわ、取り置きして」
「わかった」

…わかってたことだけどこういう会話をしてもハナが入ってくるわけがなかった。繋がれたギターをかき鳴らしてパワーコードを弾いたりツマミをいじったりしている。

「なあ単純な好奇心だけど、聞いていいか?」
「俺に答えられる範囲なら答えるけど」

女が好きそうな笑顔でなに、と言うキョウは結構いい性格をしている。底が知れない奴っていうのはキョウみたいな奴のことをいうのだと思う。

「√ってなんで解散したんだ?」

一瞬でも嫌な顔をしたら音楽性の違いだ。キョウのくちもとを見ながら尋ねた。

「んー、単に卒業だったし、俺歌いたかったし、上手ギターとドラムがあんまりよくなかったし、てとこかな」

一瞬も笑顔は崩れなかった。たぶん、事実を言っている、はず。なんか自信なくなってくるわ、そういえばこいつ、ポーカーフェイスだったんだ、本当のことでも嘘のことでもハナが反論することはきっとない、だからなにを言われても俺は事実としてしか受け入れられない。あー、みすった。

「確かにあの2人はな…じゃあもうベース弾かねぇの?」
「たぶんね」

ベーシストのキョウの隣以外ではギターは弾かねぇって言っていたのはチハヤだけだった…のか?
√の頃は明らかに3人が3人を特別視していて、自分達は絶対だって態度をとっていたのに。


「ヤスヤ」


こちらの会話なんか一切聞いてないように思われたハナが口を開いた。ギターのボリュームを下げてハム音を消し、座った上体から見上げてくる。

「響に2度とベースなんか弾かせねぇよ、こいつはMelanieのボーカリストでしかねぇ」

ハナの言葉を理解するのに少し時間がかかった。まずヒビキがキョウのことってわかって、その後ハナが絶対にキョウにはベースをさせないって断言したことが、徐々にわかった。ハナがチハヤのことを鶫と呼ぶのは知っている、それが本名ってことも。じゃあキョウの本名は響っていうのか…。それだけ3年間、名前を呼ぶのすら見たことも聞いたこともなかったのに。
キョウはその一方でくすっと笑い、変わんないねと呟く。

「ヤスヤ。ハナが、俺にベースは2度と弾かせないらしいから、俺はもう弾かないよ」

嫌みのつもりで言葉を繰り返したのかと思っていたけれど、そうではないらしかった。キョウは楽しそうに笑っている。ハナはキョウを見上げたけれど特に表情は変わっていない。そういやふたりともポーカーフェイスだった。

「俺と鶫の間以外では絶対に弾かせねぇ。響のベースは俺のだ」

ハナについて俺はあまりわかっていない。けれど、嘘を言う奴ではないってことはわかってる。

「あはは、じゃあハナが作ってくれんの、俺がベース弾ける場所」
「うっせぇ、お前がベースやんの断ってなかったらそんな場所いちいち作り直す必要もなかったっつーの」
「それもそうだね」


チハヤが繋ぎ止めていたと思っていた暴君2人はチハヤがこの2人に異常なまでに特別視をしているのと同じくらい(いや、それ以上に見えたけれど、俺が口出しできる話題ではなさそうだった)、お互いを絶対のものだと考えていたらしい。
外野にはよくわからない構造になっていたわけだ、こいつらは。
聞けばハナは√の後の新バンドはキョウをベーシストにするつもりだったのだから、仲違いなんてしているわけがない。

「ヤスヤ」

不意にキョウが俺を呼ぶ。不意ではないか、いやでもこの2人が自然に会話しているのをすごく長い間見ていたような気分だった。お互いのことをおそらくは1番理解している。それだけこの2人は会話をしなかった、いやする必要がなかったのかもしれない。

「悪いなんて思ってないから言うけど、MelanieはGiveHangより先に事務所デビューするよ。でもGiveHangも絶対デビューするから」

本当に暴君だ、キョウも、ハナも。チハヤの言っていた通り、凡人がついていける思考回路なんて持ち合わせていないし、見ているものもまるで違う。
なんで、ハナもキョウも、絶対にデビューするなんてことを簡単に言ってのけるんだ。

「だから、絶対対バンしよう。それで、セッションとかもしよ。ハナがボーカルでリードはチハヤ、ベースは俺で、ドラムはヤスヤ。俺んとこにも気持ち悪いくらい上手いドラマーはいるよ。けど俺らのことを1番知ってるドラマーはヤスヤだから」

もちろんその時は今よりもベース弾くの下手になってると思うけどね、と付け加えられた。
嘘つくなよ、今でもベース弾いてんだろ、なんで指にそんな新しい豆の潰れた痕があるんだよ。
ベースが弾けなくなるのを怖がってんのか。ハナとチハヤとの絶対的関係を壊さないようにするために、か?

「…なんでお前らは、そういうの簡単に言えんの…」

3歳下の、俺よりこの世界が短い奴らにこんなことを言われて情けない。でも、それ以上に心強くて、どうしようもなく楽しみになった。この2人にドラマーとして選ばれるのは、過大評価かもしれないけれど、光栄すぎることだ。

ハナは首を傾げる。
常人のことを全く理解できないから、ハナはこのしぐさをよくする。人の心を読む力が足りないともいえるけれど。

「当然のことだからに決まってんだろ」

当然ってそんな風につかえる言葉じゃねぇよ。


「てめーも誘導すんな、わかりきってんだろ」

ハナは再びボリュームを上げて、単音で弾きながらそんなことを言う。てめーっていうのが俺であるわけがなかった。いくらハナでもそんな言葉遣いを年上にはしない。というかハナという人間は案外とんでもない内弁慶なのかもしれない。
俺の知ってる限りではチハヤとキョウのみに言葉がきつくなる。他の奴にてめーなんて言わない。

「言葉で聞きたい時もあるでしょ? もう√じゃねぇんだしこういう会話が大切だと思うんだけどな」
「は? なんも変わんねぇよ、変わったのはお前のパートだけだ。俺がボーカルおりたのに」

ハナらしからぬ返答に思わず顔を見るとやはり本気で言っているようでキョウを睨む目は鋭い。

「ははは」

キョウはそれを笑ってみせたけれど少しいつもと様子が違った。なんていうか、目が笑ってない。

「ヤスヤの前だからそうきつくは言うつもりないけどさぁ、そういうこと2度と言わないでね。俺のためにハナがボーカルおりるなんてありえないし」

キョウ自身もいつも通りの笑顔でない自覚はあるらしい。俺の前じゃ無理って、つまりは普段はハナ(と恐らくチハヤ)の前だけ本気でキレたり主張したりするってことか。
王子だとかかっこいいとか綺麗だとか優しいとか、そんな絵にかいたようなイメージがキョウにあるのはバンギャ達のせいかもしれない。

「俺は響とずっとバンドするつもりだったから」
「それならハナは俺の代わりにベース弾くって? 笑わせないでよ、フロントマン以外のことしたら本気で怒るよ。ハナが誰かの後ろに立つなんてありえないことだ」

キョウは本気で言っているようでさっきよりも若干語尾がきつい。なんていうか、俺はキョウのこともあまり知らなかったのかもしれない。元々自分をさらけ出してるようで実際のところはほんの一部も見せようとしない奴だってことは知っていたけれど。

「俺はチハヤとお前の間以外ではベースは弾かない。お前はボーカル以外は絶対しない。前にもお前への人生最大の我儘でいいから聞き入れろっつったろ。葉月こそわかりきったこと言わせんな」

だからこんな風に、笑顔もなにもない、無表情になるところなんて初めて見た。葉月…は、ハナの本名だろう。チハヤが言っていた気がする、真剣なときは本名で呼んでしまうというのはなおらない癖だって。キョウは他人への性格の徹底ぶりは無敵なのにそれ以外のことはあれで案外、詰めが甘いって。
詰めが甘いのはチハヤとハナが相手だからだろ。そう言い聞かせてやりてぇ。

「お前の最後の我儘でいいんだな?」
「言質とるの? なにに関して?」
「響以外にボーカル譲る気なんか元からねぇよ、それで響が譲んなって言うならお前の我儘かなんか知らねぇけど、それは俺の意志にもなる」
「…じゃあ改めて、俺とハナはGiveHangとMelanieのボーカリストで、ハナとチハヤと俺がいない限りはそれ以外のパートはしないってことで」
「当然だ」


この2人の会話内容も考えも理解しようとは思わない。恐らくチハヤとこいつらよりもハナとキョウの方が互いを理解しているのだろう。はたから聞いてるだけでは全くわからない。尤も、チハヤがわかっていないことを理解しようなんて到底できないけど。

 なんだか和解(?)したらしいハナはハナでアンプを触っており、キョウは近くの展示してあるギターの指紋を拭き取る。切り替えのはやいやつらだと思う。その早さをぜひチハヤにも分けてほしい。
ハナから言われたと思うから俺からは言わなかったけど、スタジオ練習の時のチハヤのギターはかなり荒かった。普段の丁寧な音を知っているだけにかなりそれが気になった。公開した音はまだよかったけど、実力を出しきれていないあたり、キョウのことを気にしてる。Melanieがライブするって言ったときも心ここに在らずって様子だった。√のことをまだ引きずっているのは目に見えてる。ハナとキョウの切り替えが早い分余計にそう見える。


「あ、そういやGiveHangがあげた曲聞いたよ。ハナ曲調変えた? 俺ああいう爽やかになりきれない雰囲気すごくすきだよ」
「曲調は変えた。俺の歌い方とヤスヤのドラムとかナギサの弾き方とかのこと考えるとそれが妥当」
「そうだね、爽やか担当がいないもんね」
「おい」

さすがにそれは失礼だろ。爽やかでないのは自覚してるけど。

「サイドがそのナギサ君? 結局入れたんだ」
「性格的に明るくないのがほしかった」
「シュンが異常に明るいもんね、しかも音録った後かなりいじったでしょ?」
「あいつ音作れてない」
「そんな感じするね」
「…お前ら言いたい放題だな」
「事実だからね。ヤスヤは言うまでもなくいいと思うよ、ていうよりドラムのことあんまりわからないから他と比べるとってことだけど」
「…それはどうも」

ドラムのことよく知らない奴多すぎな。だいたいのやつがよくわかってない。たまにベーシストでわかってないやつがいるから苛立つ時もある。…キョウも元ベーシストだけどたぶんわかってないわけじゃない。こいつらの基準は高いからその楽器が演奏できないなら知識として持っていてもわからないで済ませるんだ。
色々規格外すぎる。

「俺も確かにシュンの音は埋もれるっつーか、蛇足するやつだなって思ってたけど」
「やっぱりそうなんだ。ハナってこれで案外優しいから下手とか言わないけど、今も作れてないって言ったみたいに事実しか言わないよね、それで直すべきところしか言わないから伝わらない人にはなんも伝わらないんだよ」

下手とか上手いとか感性的なところは言わないの。だからああいうタイプとは通じ合うことなんか絶対ないから話すのも駄目だと思うんだよね。盲信してたり前向きでしかないような奴ね。
 そう言いながらハナのギターのペグを半回転させたキョウは笑った。人好きのする笑顔でシュンを全否定するようなことを言ってのけた。
前言撤回。切り替えが早いんじゃなくて割りきってるだけだった。
チューニングを変えられたのになにも文句を言わずにギターを弾くハナは、ふと口を開く。

「チハヤのメンテってどうすんの」
「…そういえば調子悪そうだね。リード誰が弾いてんのかと思った」
「メンテってどうすんの」

ハナも今のチハヤの状態をやばいと気づいていたらしい。それをどうにかしようと考える辺りつくづくキョウとチハヤは特別扱いだと思う。チハヤはそれに気づいていなさそうだけど。

「さっきみたいに言葉でなんとかすればいいよ。俺とお前とは違ってチハヤは言葉ほしがるから」
「それもそうか」

納得したらしいハナは、ピックは買うと言ってレジの方へ移動した。キョウは電源が切られているのを確認してシールドを引っこ抜く。

「…これは、ハナがチハヤに言葉をかけるのが見れるフラグ?」
「見ることはできないと思うけど、それが明日にでも起こるフラグじゃないかな」


キョウが2人から離れると聞いたときはどうしたものかと思ったけれど、明らかに他とは違う信頼関係を築き上げているこの3人は、きっとこれからも変わらないのだろうと思う。
ハナとキョウが言い切ったようにデビューしてもきっと変わらない。それこそ解散しても。
それがうらやましいと思えたから、俺はGiveHangを大切にしようと思った。


2015.8.13



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