仙蔵「おい留三郎」
食満「なんだ仙蔵」
仙蔵「私は今非常に怒っている」
食満「な、何だよいきなり!」
仙蔵「この間のナンコレの時のことだ」
食満「な、ナンコレ?」
仙蔵「南蛮ファッションショーをやったろうが」
食満「ああ…あれか。あれがどうかしたか?」
仙蔵「ポーズを取る時薔薇なんぞくわえおって」
食満「別にいいだろうが薔薇をくわえるくらい!俺はああいうのが似合うからいいんだ!」
仙蔵「いいや許せん。お前…もしかして自分がかっこいいとか思ってないか?」
食満「おっ、思ってたらいけないのかよ!」
仙蔵「当たり前だろう。六年生で薔薇が似合うのは私くらいだ」
伊作「それはどうかな」
食満「おお伊作」
伊作「仙蔵。君は知らないかもしれないけど僕たちはハンサムは組と呼ばれているんだ。だから薔薇だって似合う!」
仙蔵「黙らんか元祖アホのは組め」
伊作「ひ…ひどい…」
仙蔵「伊作。お前もさりげなく薔薇を持ってポーズを決めていただろう」
伊作「うん」
仙蔵「以後ああいう軽率な行動は慎むように」
食満「お前も薔薇持ちたかっただけだろ…?」
仙蔵「あっ、仙ちゃん非常に傷ついた」
伊作「自分の事仙ちゃんって呼んだ…」