016:ときめく 





姿が見れるだけで。声を聞くだけで。名前を呼ばれるだけで。頭を撫でられるだけで。触れられるだけで。
他愛のないことひとつひとつに、心臓が跳ね上がる。そんなときめきをおぼえる。
「レッドさん…反則です…」
顔を真っ赤にして、ヒビキが呟いた。そんな彼を腕の中に収めたレッドは瞬きをした。ヒビキがその答えを言う。
「いきなり、こうやって抱き締めてきて。反則ですよ、そういうの…」
「…嫌?」
「嫌じゃないですけど…」
しどろもどろにそう答えると、背中に回った腕に力が込められた。見上げれば、レッドが少しだけ嬉しそうにしていた。
「………!!」
真っ赤になって、思わず俯く。そして、もう一度反則だと呟いた。



あなたの笑顔にときめく



▼何じゃこりゃ((
自分のサイトってのは、いいもんです。ドマイナーな趣味に、好きなだけ突っ走れますから。
故にレヒビまみれな当サイト…。



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