013:慰める 





ブラコン…というものらしい。コトネが呆れながら言っていた。
オレは、兄弟愛がどういうものかは、よくわからない。しかし、ゴールドがヒビキを溺愛しているのはわかる。
「…風呂誘ったら殴られた」
…その愛情が、世間の常識から、ボール二個分外れていることも。
「いい加減にしとけ。じゃないと、次はブラストバーンが来るぞ」
「男同士、裸の付き合いだろ。何が悪いってんだ」
唇を尖らせて言うゴールドに、あのなぁと言いかけて、嘆息した。ため息なんて何ヶ月ぶりだろう。
「…いつか、連絡すら寄越さなくなんのかな」
ぼそりとゴールドが呟いた。コイツがこんな弱音を吐くなんて、珍しい。それだけショックが大きかったのだろうか。
「…ほら」
そっぽを向きつつ、差し出す。それは、いつかコイツがうまそうに飲んでいたサイコソーダだった。
「ソウル…」
「…たまたま余ってたんだ。やるよ」
ゴールドが、おずおずと受け取る。そして、服の袖で涙を拭っていた。
(また買いに行かないとな)
ボールから少し拗ねた様子で睨んでくるオーダイルを見ながら、オレはそう思った。

傷心したおまえを慰めるのも悪くない



▼…書いといてアレだけど、なんじゃこりゃ((
文章力更に低下してないですか…すいません!!(スライディング土下座)







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