009:悩む 





彼と知り合わなければ、こんな気持ちは知らずに済んだのかもしれない。
(…胸が痛い)
笑顔を見る度にどぎまぎすることも、隣に誰かがいることを妬ましく思うことも、その相手を羨ましく思うこともなかったのかもしれない。
(眩しい)
ずっと変化することなく、ポケモンとも信頼関係を築けぬまま、あのまま生きることができたのかもしれない。あの頃は、慢性的な息苦しさとつらさと冷たさを抱えていたけれど、少なくともこんな風に、胸の痛みに呻くことはなかった。こんな風に、仮定の話を縋ることもなかった。
(…それでも、オレは───)
おまえとの出会いを喜びたい。後悔なんてしたくねぇのに!!



自家撞着に、思い悩む



▼うーん…難しい。これはちゃんと悩んでますよね?たまにお題が斜め上空にかっ飛ぶ癖、どうにかしようか…。




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