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◎※及川先生と影山♀(※hq) (2013/06/16)


※パロディ
※及川先生×影山にょた※
※危険を感じた方はすぐに回れ右推奨!




大通りを抜けて、角のコンビニを曲がって、すぐそこには大きな塾が見える。有名進学校に通う生徒ばかりが集うこの塾は、受講料が高いが本物と噂が高い。午後6時30分から午後7時の間、講師も事務員も打ち合わせで警備に隙があるのを狙って、自分は塾の扉を開けた。自分は、この塾の生徒ではない。一階の奥の奥、講義室から1番離れた第一学習室で週2回勉強するだけ。静かにドアの鍵を掛けて、そうしたらあとはもう自分がシャーペンを動かす音しか聞こえないほどの静寂が訪れる。

数十分後。だんだん足音が聞こえてきて、この扉の前で止まった。ガチャ、バタン。静寂を遮ってそれは聞こえてきた。先生のお出ましだ。
先生は私の髪を優しく触って、さらさらと梳く。私はそうされると、自分が綺麗なものになっていくような気がしてならない。嬉しいような苦しいような、そんな気持ちが入り混じった。

「…離してください、及川先生」
「ヤダ。飛雄ちゃんの髪はいつ触ってもサラサラだねー。ムカつく」

そんなことを呟きながらまだ髪を触ってくる。少しだけ意識して、顔に熱が集中した気がして真下を向いて、勉強に集中しようとした。

「逃げちゃダメ、飛雄ちゃん」
「っ、」
「かわいい、飛雄ちゃん」

シャーペンを持つ手を握られて、手の力が抜けた。手からシャーペンがすり抜けて、本格的に先生が手を握ってくる。そこから妙な熱が出てきて、私の顔は温度を上げていく。密着しているから、先生の背中が私の背中に当たっていること、耳元に先生の顔があること、全てを並べていくと脳内がショートしそうだった。

「何コレ」
「世界史です」
「俺の専門教科じゃないじゃん」
「だって及川先生いなかったから」
「世界史は暗記なんだから家でやりな。ほら、数学やるよ」
「…はーい」

手がするりと離れていく。二人分の体温が残る手はどんどん一人分の体温へと戻っていく。それに少し淋しさを感じていると、先生にそれを感じ取られてしまった。

「何飛雄ちゃん、まだ手、繋いでて欲しかったの?」
「っ、ち、違います!!」
「ハハ、そうだったのかー…」

くすくすと笑われて、恥ずかしさが身体中を回り、赤い顔を手で隠した。すると及川先生がまた更に密着して、私を後ろから抱き締めた。及川先生のいい匂いが鼻腔を掠める。

「ホントかわいいね、飛雄ちゃんは」

その言葉にどんな意味が込められているか。それがどんな意味を示しているか。私は分かってしまった。でも知らないふりをするのは、私の心が弱いから。全てを投げ出せないから。それでもこの人を振り切ることが出来ないのは、私が馬鹿で単純だから。私は何も出来ないし何も言えない。先生の腕を触りたいと思いながらぐっと堪えて、制服のスカートの裾を握りしめた。


∴ふいに寂しくなっただけ


title by たとえば僕が


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・飛雄ちゃんが及川のこと先生ってよんだらかわいい
・飛雄ちゃんにょたはかわいい
・先生モノだけど、塾講師な及川先生はやばい
・やばい欲しいください

こんなノリで出来てしまったモノです。本当にごめんなさい…
ただいま自給自足です、誰か書いてくだs
続くかもしれません


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