◎赤司と黒子 (2012/08/30) ※色々ひどい。まだできないときの赤黒 帝光中学男子バスケ部。 キセキの世代と呼ばれる5人が無敗の功績を保っている。キセキの世代幻の6人目と呼ばれる黒子テツヤは、その揺るがない表情の裏に隠している情熱を今日も伝える。バスケ部キャプテン、赤司征十郎に。 「あああ赤司君おはようございます。今日も素敵なお顔を拝見できてボクは幸せです出来るならその綺麗な顔に触れてみたいななんて図々しいことを考えてしまうボクを許して下さいいいえ許さないで下さいそして踏んで下さ」 「テツヤ」 黒子は赤司に自分の才能を見いだしてもらってからは赤司にべったりだ。何かあるごとに赤司君、赤司君。少々気色の悪い発言はもちろんスキンシップも。最初は赤司も嫌そうに顔を歪めていたが悟りに入ったらしい。注意も拒絶もしていない。 「赤司君、昨日ボクは君の名前について考えたんです」 「名前?」 「はい。赤司君の征という字は世界を征服する、などの征です。そう、君はいずれ世界を征服する人。そんな人と話をしているなんてボクはなんて幸せ者なんでしょう考えただけで涙が出てきそうです赤司君にこの感動を伝えるためにとりあえず抱き締めていいですか」 「テツヤ落ち着け」 赤司はいよいよ黒子を止める。しかし困ったものだ、と心の中で呟く。もちろん悪意を持たれていないし好意を見せてくれているのは単純に嬉しい。しかし伝え方がどうかしている。でもこの過剰な告白になれてしまった赤司はこの告白がなくなるのを恐れている。過剰さは迷惑だが、なくなってしまっても困る。赤司は黒子を自分に繋ぎとめていたい。赤司は我ながら悪趣味だ、と心の中で自嘲した。 「赤司君?」 「ああ、いや、なんでもない」 しかしこれだけ自分に好意を見せてくれている黒子に自分は全く何も示していない、と赤司は思う。自分のために見返りのない愛を渡している黒子に赤司は今日だけは少し、と思う。最近この過剰な行為はエスカレートしていた。少しだけご褒美のようなものをあげれば黒子の過剰な行為も少し治まるのでは。悪戯だと、思えばいい。そう、これはただの悪戯。決して自分が素直になった訳ではない。 「テツヤ」 「なんで、す、か…」 名前を呼んで、腕を引いて抱き締める。大切に、優しく。 「テツヤ、どうした?これはいつもお前がやっていることだぞ。何をそんなに驚いている」「え、や、あの…」 「そうだ。今日はキスでもしようか。こんなに傍にいたんだから分かるだろう、僕の気持ち」 顔を近付けていって、赤司はそのままキスをする。実は初めて触れた黒子の唇は柔らかかった。黒子は顔を真っ赤にしていて、こんな顔をしてくれるのなら素直になるのもいいかもしれない、と赤司は考える。今日ぐらい、友達から羽目をはずしてみようじゃないか。 「テツヤ、僕と楽しいことしようか」 ------------------ 途中で力尽きました こういうの書いてみたかったんです(^O^) 満足しました、もう悔いはありません(笑) |