吉宗
「んー?お前のその刀の使い方我流か?」
優太
「まぁ、そうなりますかね」
吉宗
「やっぱりなー。型にはまってねぇし、形式的な試合じゃ向かないだろうなって常々思ってたんだけどよ」
「随分と実践慣れしてるなって思っただけだ」
優太
「慣れも何も、俺にとったら兄さんに追い付くので精一杯だったんで」
吉宗
「ふーん?」
「俺が気になったのは、どうもお前は左からの攻撃に隙が出来るなと思ってな」
優太
「え?ぜんぜん気付かなかった」
吉宗
「いいか?まず構え方からして…」
優太
「ああ…成る程…」
九郎
「…………」
葛
「おー。親父が他人に剣技教えるなんてな〜」
九郎
「あとで某ももう一度稽古をつけてもらおう…」