『目に…』 | ナノ




 

九郎
「…………」

聡史
「……何か?」

九郎
「いや、あの…、某と同じ所に傷があるなって…その…」

聡史
「……ああ…。不快にさせたなら申し訳ない。あの技を出すとどうも前髪で隠しきれなくてな…」

九郎
「不快だなんて…。何で前髪で隠す必要が?」

聡史
「……この傷が見えると気にする者が居てな」

九郎
「…………」
「(某…!!猫に引っ掛かれただけなのに!!同じ傷なのに!!重さが違う!!)」