「リヴァイ」
「なんだ」
「ここ何処だか分かってる?」
「エルヴィンの部屋」
「…分かってるなら、今すぐどいてくれる?」

今、私は見事にリヴァイに押し倒されている。
何故リヴァイのスイッチが入ってしまったのかは分からないが、エルヴィンの部屋でこんな真似はお願いだから止めて欲しい。
しかし、リヴァイの左手は既にシャツの下に潜り込んでいるし、右手は私のブラジャーのホックに掛かっていた。

「ちょっと、ほんといい加減にしないと怒るよ!」
「ああ」
「ああじゃなく、ぁ、ちょっ…!」

ホックは意図も簡単に外され、リヴァイの掌が私の胸を覆う。
いやらしく動く手と首筋に埋められた唇に、勝手に声が漏れてしまった。

「…その気になってんじゃねぇか」
「…なって、ない!」

にやりと妖しげに笑うリヴァイの手が私のベルトへと伸び、血の気が引いた。
さすがに、それはまずいってば馬鹿リヴァイ!!!!!!

「リヴァイ!駄目だって!!!!!!」
「勃った。挿れさせろ」
「だ、め!!!!!」

ガチャリ。
静かにドアが開いた。

私のベルトを外そうとしながら、自分のチャックを降ろすリヴァイ。
必死にその手を押さえ、抵抗する私。
そして、私達を見て固まるエルヴィン。

「…30分だけだぞ」
「ちょっと待て!!!助けてよエルヴィン!!!!!!!!!!!!」

訳の分からないことを呟いて扉を閉めるエルヴィンに向かい、全力で叫んだ。
そんな気遣い、いらないよバカー!!!!!!

「…だとよ、アイル」

だとよ、じゃねぇよ!と心の中で叫びながら、私はリヴァイの思うままに抱かれるのだった。

(ああ、もうどんな顔してエルヴィンに会えばいいんだよぉ…)



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