弥×雅臣 R18 *弥が中学生になった頃の二人だと思って読んでくださいね。
「ただいまー。」
「まーくん、おかえりなさい!」
僕がマンションに帰宅すると、弥が一番に出迎えてくれた。
ぱたぱたと駆け寄ってきて、人懐っこい笑みを浮かべてくる弥に思わず頬が緩んでしまう。
もう随分と大きくなったのに、未だに僕に甘えてくる弥が可愛くて、僕は優しく弥の頭を撫でた。
「弥ももう中学生なんだから、僕にばっかり甘えていたらだめだよ?」
「だって僕、まーくんのこと大好きなんだもん!まーくんが隣に居てくれれば、それでいいんだもんっ。」
寂しそうな顔で反論してくる弥に、僕は思わず頬が熱くなってしまった。
僕は弥を抱きしめると、弥のふわふわした髪に優しく唇を寄せた。
「…そんなに直球で言われると、照れちゃうよ。でも……僕も弥が大好きだよ。」
「ほんと?じゃあ…じゃあ、僕…まーくんと…エッチなことしたいなっ。」
「………!?な、な、何を言い出すの、弥…!そんなのだめだよ…恥ずかしいよ…。」
突然の弥の言葉に僕は目を瞬かせ、弥から目を逸らし首をふるふると横に振る。
熱を帯びた瞳が僕の顔を覗き込む。そして、唇が重なった。
唇を薄く開くと、弥の熱い舌がぬるりと滑り込んでくる。
その感覚に背中がぞくんと粟立つのを感じ、僕は無意識のうちに弥の背中に腕を廻していた。
上顎を撫でるように舐められると、全身から力が抜けていくのが解る。
「まーくん…僕、まーくんの全部を愛したい。まーくんと一つになりたい…。だめ?」
「んっ…わた、る……っ…。」
首筋に舌が這わされると、僕の身体はビクンと震え唇からは甘い声が漏れていく。
僕が頬を赤らめ何も言えずにいると、弥はそっと僕をソファに押し倒してきた。
僕の腰を両脚で固定して逃げられないようにする弥に思わず息を呑んだ。
「まーくん…勃ってきてる。まだ、何にもしてないのに…キスだけで感じちゃったの?」
股間を服越しにツツ、と撫でられると下半身に熱が集まってくるのが解り僕は小さく身を捩らせた。
「ん…ぁ…っ…だ、って…っ…大好きな弥にキスされたんだもん、感じちゃうよ…っ…。」
「…ふふ、まーくんって本当に可愛いね。僕も興奮してきちゃった…あ、そうだ。まーくん、触りっこしようよ。」
「…さ、触りっこ…?って、弥…っ!?どうしていきなり服を脱ぎ出すの…!」
「だって、服脱がないと触れないでしょ?それに汚れちゃったら困るもん。」
僕の目の前で突然服を脱ぎ始める弥に、僕は思わず顔を手で覆った。
「…むうー。まーくん、顔を隠したらだめだよ!ちゃんと見てくれなきゃいやっ!」
顔を覆っていた手を強引に引き剥がされると、僕の視界に弥の均整の取れた身体が入り込んでくる。
「弥の……もうこんなに大きく……?」
手を伸ばしたら触れられる距離に弥の固く膨張した自身があり、僕は赤面してしまった。
「まーくんとキスしたらね、気持ち良くって、興奮しちゃったんだ…ね、触って…?まーくん…。」
僕の耳朶を甘噛みしながら囁いてくる弥に、僕は思わず頷いていた。
僕のベルトをカチャカチャと外し、履いていたジーンズを下着ごと脱がしてくる弥に僕の心臓は高鳴っていく。
不安気に弥の顔を見つめると、弥は優しく微笑み僕の額に唇を寄せてくる。
「ん……弥?どうしたの…?」
「…まーくんが怖がってるんじゃないかと思ったから、キスしたら落ち着くかな?って思って…。」
弥の些細な気遣いが今の僕にはすごく嬉しくて、僕はそっと起き上がり弥と向かい合う体勢になると弥の身体をギュッと抱き締めた。
そしてそっと身体を離すと、弥の欲の塊に遠慮がちに指を這わせた。
「…弥の、すごい…どんどん溢れてくる…。」
やんわりと握り込み優しく上下に擦ると、弥は眉を下げ浅く呼吸をし始める。
弥の手が僕自身を掴み強弱を付けて扱き出すと、僕の唇からは艶めかしい声が次から次へと漏れていく。
「んっ…まーくん…気持ち良いの?腰が揺れてるよ?」
「んぁっ…は、ぁっ…あっ…弥…っ…!ん、ひぁっ…!気持ち良い、よ…っ…あっ…ん、ぁ…っ!」
「まーくんの感じてる声、可愛い……舐めたらもっと…気持ち良くなるのかな?」
不意に弥の顔が僕の股間に近付き、そのまま僕自身を口に咥え舐め始めた。
「ひぁっ!あっぁ…っ!わた、る…だめ…っ…そんな、ところ…っ…汚い、よ…ん、ぁっ…は、ぁっ…んん…ぁ…っ!」
全体を揉まれながら、先端を強く吸われると我慢できずに僕は弥の咥内に熱い欲を放った。
「ん……いっぱい出したね、まーくん。僕も辛いんだけど…まーくんの中に出してもいーい?」
弥はまだ閉じたままの僕の秘部にそっと指を這わせると、そのまま中に指をつぷりと捩り込んできた。
後ろを弄られたのなんて初めてなのに、僕の中はすんなりと弥の指を三本も飲み込んでしまった。
「んぁっ…や、ぁっ…あっ…!わた、る…っ…変になっちゃ、う…よ…っ…ひ、ぁっ…あっ…!」
指を中でバラバラと動かされると、先程達したばかりの僕自身は再び固く膨張し始める。
「ふふ、まーくんの、またおっきくなってるよ?感じてるの?」
「っ…だって、それは…!弥がこんな…エッチなこと、するから…っ!」
僕が涙目で反論すると、弥は熱を帯びた瞳で僕を見つめ、優しく唇を重ねてきた。
その口付けと同時に弥の欲の塊が僕の中に捩り込まれ、激しい律動が開始される。
「まーくんの中…すっごくあったかいね…僕の、溶けちゃいそうだね…?」
耳元で囁く弥の声がすごく色っぽくて、僕は思わず弥自身をきゅうと締め付けてしまった。
「ん…や、ん…っ…弥…っ…そんな事言われたら、僕…っ…!」
「まーくんっ…そんなに締め付けないで…出ちゃう…っ…んっ…っく……!」
「っひぁっ…!んっ…あ、ぁっ…弥…!んぁぁっ…――ッ!」
弥の熱い白濁を最奥に感じると、その刺激で僕の興奮も絶頂に達し、僕も自身から熱い欲を迸らせると弥に思いきり抱き付いた。
弥も僕を強く抱き締めてくれて、僕はこの温もりにずっと包まれていたいと思わずには居られなかった。
「まーくん…?大丈夫?どこか痛い?」
「ううん…大丈夫。でも…もうリビングでこういう事は、だめだよ?誰かに見られるかもしれないんだからね。」
「うん…ごめんなさい、まーくん。でも、僕…まーくんと触れ合えて幸せだったなあ…まーくん、大好きだよ。」
そう言って僕の頬にちゅっと音を立てて口付けてくる弥に、今度は僕から唇を重ねた。
「僕も大好きだよ、弥。」
「んふふっ、まーくんと両想い、嬉しいなっ。ずっと離さないからね?まーくんも離れないでね?」
甘えるように僕の腕にしがみつく弥が愛おしくて、僕より少しだけ背が低い弥を思いきり抱き締めた。
「当たり前だよ。絶対に離れない…約束するよ。」
本当は少しだけ怖かったんだ。
弥とこういう事をするのも、弥を好きになった事も、正しいのかどうか解らなかったから。
僕は、弥の隣に居られたらそれだけで幸せだった。
でも、弥が僕に好きな人と触れ合える幸せを教えてくれた。
好きな人に愛を伝える喜びを教えてくれた。
そして今、僕の胸には小さな独占欲が芽生え始めている。
僕だけを見て欲しいなんて、そんな我儘は言わないけれど
ほんの少しでいいから、他の兄弟よりも学校の友達よりも、僕の事を特別扱いして欲しい。
そう想ってしまうのは、弥、君のせいなんだよ?
弥が僕の全てを抱きしめてくれたから、僕は弥にこの想いを伝えようと思えたんだから…。
ほかの誰よりもほんの少し傍に居させて
(君を僕だけのものにしてしまいたくて、どうしようもないくらい苦しいんだ)
end.
初の弥×雅臣ですよ!ちょっと弥が弥っぽくなくてすみません…。
最後の雅臣さんの語りの長さが半端ないですね。
もう少し上手くまとめたらよかったかな…反省。
雅臣さんを喘がせるのは楽しかったですよ!ふぉおお!(変なテンションやめろ)
とりあえず支部にもあげてきますが、評価悪くなりそうで怖いなあ…。
というか、閲覧自体最近少ないんですけどね(笑)
素敵なお題は寡黙様よりお借り致しました。ありがとうございました。
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