要×棗 R18 968様リク
なっちゃんの事を考える度、心に滴が落ちるのを感じる。
どうしてだろうって、ずっと思ってた。
だって…この感覚は、恋によく似ていて…。
男相手に、ましてや実の弟に抱く感情ではない。
そう、頭では解っているのに…。
俺は、この胸から溢れてくる想いを、抑える事ができなかった…――。
いつものように、すばちゃんとなっちゃんと俺でロードワークに行った後。
すばちゃんはシャワーを浴びに自室へ戻ってしまい、必然的になっちゃんと二人きりになった。
「…ねえ、なっちゃん?今、少しいいかな。」
「…ああ。何だよ、かなに………っ!?」
俺はゆっくりとなっちゃんに近寄り、そのままギュッと抱き寄せた。
首筋に唇を寄せると、なっちゃんは顔を耳まで真っ赤にしながら俺の腕を振り解こうと身を捩らせる。
「…なっちゃん…俺に抱き締められるの、嫌?」
「かな兄は…どういうつもりで、こんな事してるんだ?」
俺が小さな声で問い掛けると、なっちゃんはいつもより低めの声で訊き返してくる。
その瞳には薄っすらと涙が浮かんでいて…俺の胸には、また滴が落ちていく。
「俺…なっちゃんの事が、好きなんだ…これ以上、一人で抱えていられなくて…いきなり、ごめんね?嫌なら、言って?今なら抑えも利くし…。」
想いを打ち明け、なっちゃんを抱き締めていた腕を解こうとした時、なっちゃんの唇がゆっくりと開いた。
「…嫌なんかじゃない…。俺も……かな兄が好きだよ…ずっと、好きだった。だから…このまま…抱き締めていてくれよ。抑えなくても構わないから…。」
「……なっちゃんも…俺の事を…?じゃあ…俺、なっちゃんに触れていいの?俺…きっと、最後までしちゃうよ?それでもいい…?」
なっちゃんの耳元で甘く囁くと、なっちゃんはビクンと身体を揺らし、潤んだ瞳で俺を見上げた。
「…いいよ…俺も触って欲しいし。…かな兄になら…何されても、嫌じゃないから…いい、よ…?」
「なっちゃん…そんな瞳で、そんな台詞言うなんてずるいな…。」
そっとその滑らかな肌に手を添えると、なっちゃんはゆっくりと瞼を閉じた。
引き寄せられるように唇を重ねると、腰になっちゃんの腕が遠慮がちに廻されたのを感じ、俺の胸は震えた。
なっちゃんの舌が熱く震えているのが伝わってきて、俺の瞳からは何故か涙が溢れていた。
「…かな、兄…?なんで泣くんだ…?」
その滴を拭うように俺の頬を撫でるなっちゃんが愛おしくて、俺はなっちゃんを再び強く抱き締めた。
「…なっちゃんと両想いになれた事が、嬉しくて……ね、なっちゃん…続きは、俺の部屋でしよっか。」
小さく頷くなっちゃんの手をギュッと握ると、遠慮がちに握り返してくるなっちゃんが可愛くて、俺の心は苦しくなった。
部屋に着くと、俺はなっちゃんの白い首筋に強く吸い付き赤い華を咲かせていく。
服の裾から手を滑り込ませると、なっちゃんは恥ずかしそうに身を捩らせた。
「ん…ぁ、かな兄の手…熱い…っ。」
乳輪を円を描くように撫で、乳首を甘噛みするとなっちゃんは身体をビクビクと跳ねさせ感じてくれた。
「なっちゃんのここ…まだ触ってないのに、もうこんなに固くなってるね?乳首だけでイッちゃうんじゃないの?」
「やっ…そんなの…む、り…っ…ちゃんと触って…っ…気持ち良くして…?」
なっちゃん自身に服越しに触れ、ゆっくりと上下に擦りながら耳元で囁くと、瞳を潤ませながらねだってくるなっちゃんに俺の胸は震えた。
俺はなっちゃんの履いているジャージを下着ごと膝下まで脱がせると、元気良く飛び出してくるなっちゃん自身を両手で包み込み、そっと舌を這わせた。
「…なっちゃんの、ヒクヒク震えて先走りが止まらないね?俺の舌、気持ち良い…?」
「んぁ、はっ…ぁんっ…!かな、に…っ…そこで喋られたら…っ…!あ…っ…ぁっ…んぁぁあっ…――ッ!」
先端を甘噛みすると、なっちゃんは甲高い声を上げ、俺の咥内にその欲を放った。
「…ん…っ…なっちゃんのイク顔、たまんないな…すごくいやらしくて、ゾクゾクするよ…。」
なっちゃんの達したばかりで敏感になっている秘部にそっと指を這わせると、なっちゃんは切なげな嬌声を漏らしおずおずと脚を開いた。
「んぁ………っ…は、ぁ…んっ…かな兄…っ…指、もっと奥まで挿れて…?入口を掠めるだけじゃ、もどかしいよ…っ…。」
「指だけじゃないでしょ?なっちゃんが欲しいのは……ちゃんとおねだりしてごらん?」
なっちゃんのヒクヒクと収縮している秘部に指を3本挿れ、指を折り曲げ前立腺を刺激するようになっちゃん自身の裏側ばかりを突いていく。
「ひぁっ!あっぁっ…!ん、ぁっ…!かな兄…っ…。」
「言ってくれないの?ちゃんと言わないとあげないよ?俺の…欲しくないの?」
耳元で甘く囁くように訊くと、なっちゃんは瞳から涙を溢しながら俺自身にそっと手を伸ばすと、掠れた声でねだった。
「……欲しいに決まってるだろ…?かな兄の…大きくて固いの…俺の中に、挿れて…ぐちゃぐちゃに突きまくって…?」
「なっちゃんのおねだり……可愛すぎて困るなあ…いいよ、挿れてあげる。沢山感じてね…なっちゃん…!」
俺はなっちゃんの両脚を肩に乗せると、濡れてヒクついている秘部に熱く昂ぶっている自身を宛がい、ずちゅ…っという卑猥な水音を立て捩り込んでいく。
全部入ると、なっちゃんの腕が俺の首に廻され、なっちゃんの甘い香りが鼻を掠め俺の脳は溶けてしまいそうになった。
「あっぁっ…!ひ、ぁっ…!んぁっ…ぁんっ…!かなに…っ…かな、兄…っ…好き…好きだよ、かな兄…っ…!」
「っ…俺も…っ…なっちゃんが好きだよ…っ…。放したくない…ずっと、こうしていたいよ……。」
最奥を何度も激しく突いていると、限界が近いのかなっちゃんの中が収縮しているのが解り、俺は更に腰の動きを速めた。
「あっぁっ…!も、むり…っ!イッちゃう…!んぁっ…は、ぁっ…あっ…!」
「我慢しなくていいよ?イキたいならイッて?なっちゃんの淫らに精液を迸らせるところ、また見てみたいな…見せてくれる?なっちゃん…。」
「!やっ…そんなの…恥ずかしっ…あっ、んぁっ…ぁ…っ…ひぁぁぁぁっ…―――ッ!」
甘く囁きながら最奥を高速で数回擦り上げると、なっちゃんは身体をビクビクと跳ねさせ、自身から熱い欲を放ち疲れ果てたようにベッドに寝転がった。
その後すぐ、俺もなっちゃんの中に欲望の証を放つと、なっちゃんを包み込むように抱き締め汗と涙で濡れているなっちゃんの頬に優しく唇を寄せた。
「ねえ、なっちゃん……キスしてもいい?」
「…かな兄?どうしたんだよ、いきなり。したいなら、してくれて構わないけど?」
「…うん…じゃあ、するよ?」
優しく微笑んで瞼を閉じるなっちゃんに、俺の胸にはまた滴が落ちてくる。
そっと頬に手を添え、深く唇を重ねる。
唇の隙間から舌を滑り込ませ、くちゅくちゅと音を立て舌を絡め合うとなっちゃんはぴく、と身体を震わせ甘い吐息を漏らした。
「ん…は、ぁ…っ…かな兄…っ…俺…また、勃っちゃった…なんとかして?かな兄…。」
「なっちゃん…キスだけで勃っちゃうなんて、どんだけエッチなの?まあ、可愛いからいいけど…。」
その後、俺はなっちゃんを舌と手で気持ち良くさせてあげたんだけど…なっちゃん、一日に三回もイクなんて、元気なんだな…。
なっちゃんが可愛すぎて、愛おしすぎて…俺の胸はなっちゃんへの愛で溢れ返っていく。
もっとなっちゃんに愛されたくて、もっとなっちゃんに求められたくて…たまらないんだ。
なっちゃんを想うだけで、俺の身体はまた微かに熱を持ってしまう。
隣ですやすやと眠るなっちゃんの手をそっと握り締めると、俺はそっと瞼を閉じた。
ただ、明日もなっちゃんの隣に居られますようにと、願いながら…――。
愛と微熱に包まれて
(君が隣に居るという事が、俺にとっては何よりも大切な事なんだ)
end.
968様リクで、要×棗でした。ひたすら甘くエロくしてみました。こんなので気に入って頂けるか不安ですが、良ければ感想など下さいね。
要攻やっぱり好きです。棗は受の時はエロ可愛くしたくなります(笑)968様、リクエストありがとうございました。皆さんに少しでも気に入って頂けたら嬉しいです。
素敵なお題は休憩様よりお借り致しました。ありがとうございました。
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