ずっと隠し通してきた想い。涙となって溢れたら、君は拭ってくれますか?
「どうしたの?まーくん?」
弥のことが放っておけなくて、いつも気になってて…気付いたら好きになっていたんだ。
どうしたら、いい?僕は朝日奈家の長男で、弥は血の繋がった弟で…。
「ううん、なんでもないよ。弥が早く大きくならないかなぁって思ってただけ。」
僕が苦笑気味に言うと、弥は目を丸くしながら僕の手を握ってきた。
「まーくん、ぼくが大人になったら、コイビトにしてくれる?」
「弥!?いきなり何言い出すの?」
弥の大きな瞳に見つめられ、僕は身動きが取れなくなった。
ただ、弥とずっと一緒に居られたらいいな…と思う。
20歳も年が離れているけど、そんなことはちっとも気にならないよ。
「ぼく、まーくんのことが大好きなの。だから、まーくんもぼくを好きじゃないといやだよお…。」
「…うん、ちゃんと好きだから安心していいんだよ。…弥。」
「まーくん?…んっ……ぅ、まーくん…」
僕は弥と両想いだったことが嬉しくて、思わずその小さな身体を抱きしめキスをした。
「えへへっ、まーくんにちゅうされちゃったあ♪うっれしっいなー♪」
「…うん。弥が嬉しいなら、僕もすごく嬉しいな…。」
年の差なんて
(まーくん、だーいすきっ。)
(うん、僕も弥がだいすきだよ?)
end.
ちょっと短いですが、雅臣さんと弥ちゃん仲良しなので書いてみました。
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