椿×棗 R18 968様リク
俺は、棗が傍に居てくれるなら何だってできる。
棗が隣で笑っていてくれるなら、それだけで幸せになれる。
棗が居ないと、それだけでこの世界の何もかもが灰色に見えてしまう。
どこに居たって、何をしてたって、棗の事を考えない日はない。
なあ、棗?
もっと、棗を感じたいんだ。
その瞳で、その唇で、その身体で
俺だけに、"アイシテル"を伝えて…―――。
「ふぁぁ…もう12時か…棗、今夜も残業なのかな…。」
ってことは、今夜も棗とそういう雰囲気になるのは難しいか…。
「あー!棗不足で死にそう、俺…。」
リビングには誰も居なくて、俺はソファに寝転がり瞼を閉じた。
「…ばき。椿。」
誰かが俺を呼ぶ声に、ゆっくりと瞼を開けるとそこには愛しい棗の姿があった。
「あ…棗!おかえりー…。遅かったなー、こんな時間まで仕事だったの?」
「ああ、まあな。…椿はこんなとこで何してんだ?寝るなら部屋で寝ろよ、風邪引くだろ。」
俺の冷え切った手を棗の両手が優しく包み込むから、俺は胸が苦しくなった。
「…じゃあ、棗の部屋で寝る。久しぶりに棗と愛し合いたい…いいだろ?」
熱い視線を棗に向けると、顔を真っ赤にして目を泳がせながらも小さく頷いてくれる棗が愛おしい。
俺は棗に優しい微笑みを向けると、ゆっくりと起き上がり棗の手を握り、棗の部屋に向かった。
棗の部屋に入ると同時に、どちらからともなく唇を重ねた。
舌を絡めてはじゅるりと吸い合うような熱いキスに、俺の興奮は高まっていった。
「…んっ……つば、き…俺…っ…もっと…エッチな事…した、い……。」
「棗…っ…!そんな事言われたら、俺…棗の事、寝かせらんねーかもよ?それでもいい?」
色欲に染まった表情で頷き抱き付いてくる棗に、俺の理性は呆気なく崩れ去ってしまった。
棗のスーツを脱がせていくと、はだけたシャツから覗く真っ赤な乳首に指先で触れた。
そっと舌を這わせると、棗は身体をビクビクと震わせ、甘い吐息を漏らした。
「ぁ、んぁ……っ…は、ぁ…んん…椿…っ…。」
涙目になりながら、両脚をもぞもぞと擦り合わせる棗が可愛くて仕方ない。
「棗…乳首弄られただけで、こんなに固くしちゃって…ホント、棗はエッチなカラダしてるよね。」
棗自身に服越しに触れ、耳元で声優ならではのイイ声で囁くと、棗は顔を耳まで真っ赤にして俺を軽く睨んできた。
「…誰のせいで、こんな身体になったと思ってんだよ…!俺を開発したのは、椿だろ…。」
「…えー?棗は元々敏感だっただろー?そりゃ、後ろも性感帯になっちゃったってのは、俺が原因だと思うけど。」
棗のお尻の割れ目を撫でるように弄ると、棗は身体を強張らせ瞼をギュッと閉じながら甘い声を上げた。
「ひっ…ぁ…ん、椿…!ちゃんと触れよっ…!」
「触ってあげるよ?棗が可愛くおねだりしてくれんならね?」
「!!……俺の……熱くて固くなってるコレ…触って、扱いて、舐めて…気持ち良く…して…?」
顔を真っ赤にし黙り込んだ後、そっと自分自身に指を添え掠れた色気のある声でねだってくる棗に俺の興奮は膨れ上がっていく。
「…棗、エロ過ぎ…たまんねー…いいよ、気持ち良くしてあげんね?」
ベルトを外しスーツを下着ごと脱がすと、ヒクヒクと震え先走りの滴でびしょ濡れになっている棗自身に目を奪われた。
「んぁ……っ!ひ、ぁ……っ……椿……っ…。」
そっと舌を這わせると甘ったるい声で俺の名前を呼ぶ棗に、俺の鼓動は速くなっていく。
「…イキたかったら、イッていいよ?もう限界だろ…?」
「んっぁ…!つば、き…!ん、ぁっ…あ……っ!っ…んぁぁぁっ…――ッ!」
そう言いながら、根元から強めに握り込み先端を舌先で突くと、棗は身体をビクビクっと震わせ切なげな嬌声を上げながら、俺の咥内にその欲を放った。
「…棗のここ、まだ弄ってないのにこんなにグチュグチュにしちゃって…触ってやろうか?それとも…もう俺のが欲しい?」
達したばかりで敏感になっている棗の秘部に指を這わせると、棗は潤んだ瞳で俺を見つめ小さな声で呟いた。
「……指じゃ足りない…。椿の…おっきくて固いの…俺の中に挿れて…奥まで…ずぶずぶって、突きまくって…?」
「……棗…今日は素直なんだ?すっげかーいい…そそられる…。」
いつもなら絶対に言わないような恥ずかしい言葉をすらすらと口にする棗に、俺はゴクリと生唾を呑んだ。
棗は既に両脚を限界まで開き、誘うような視線を俺に向けている。
俺はそっと棗の腰を掴むと、棗の濡れてヒクついている秘部に熱く昂ぶっている自身を宛がい、一気に最奥まで突き上げた。
「あっぁっ…!ひ、ぁっ…!ん、ぁっ…!んぁっ…や、ん…ぁっ…!つば、き…好き…大好き…っ。」
背中に廻された棗の腕の強さと、俺自身に吸い付いてくる棗の中の温もりが俺の興奮を高めていく。
「棗…っ…!俺も…棗が好きだよ…っ…大好きだよ…。」
激しい律動の最中、俺は棗の唇に優しくキスをした。
棗は一瞬目を丸くした後、幸せそうに笑ってくれた。
最奥を激しく突き上げる度、棗は切なげな嬌声を上げ瞳から生理的な涙をぽろぽろと溢した。
「んっ…ぁ…あ…っ…!つば、き…俺、もう…っ…!ぁ、んぁっ…は、ぁ…ん…ぁ………っ!」
「うん…っ…俺も、イキそうかも…っ…一緒にイこ…。」
腰を動かすスピードを急激に速めていくと、棗は身体をビクビクっと跳ねさせ、自身から半透明な滴を迸らせるとベッドに仰向けに倒れ込んだ。
その後すぐ、俺も棗の中に欲望の証を注ぎ込むと、棗を強く抱き締め、顔中にキスを落とした。
「…椿……今夜は…もう少し、甘えてもいいか…?」
「ん?棗が甘えてくれんのって、珍しいな。もちろんいーよ?」
棗は俺の胸に頬を擦り寄せると、身体を密着させてきた。
棗自身が俺の腰に当たっていて、俺は少しドキドキしてしまう。
「…俺…椿が居ないと…ダメになりそうで怖いんだ…。」
「…それは俺も同じだよ。棗が居てくれるから、頑張れる。だから…ずっと一緒に居よう?」
優しい笑みを棗に向けると、棗もまた優しく微笑み頷いた。
不安になる事も多いけど、俺達の心は繋がっているよね。
寂しくなったら、我慢せずにちゃんと伝え合おう。
愛してるなんて言葉じゃ足りないくらい、大切に想ってるということを
いつも、忘れないでいようね…―――。
「…椿、大好き。…椿は?」
「…俺も棗が大好きだよ。」
今、君がいないだけで苦しい。
(大切に想えば想う程、苦しくなっていくのが恋なのかな)
end.
今回は968様からのリクで、椿×棗でした。ちょっと短いかも…そして棗が無駄にエロイ。このCPはラブラブにしたくなっちゃうんですよね。
更新が遅くなり申し訳ありませんでした。968様、リクありがとうございました。皆さんに少しでも気に入って頂けたら嬉しいです。
素敵なお題は表裏一体様よりお借り致しました。ありがとうございました。
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